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死を受け入れ、歌い続けた姿を振り返る

クイーンのブライアン・メイがフレディ・マーキュリーの晩年の様子を語る

2024.07.17 18:40

出典:https://queenonline.com/

2024.07.17 18:40

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1973年にデビューし、世界で約3億枚のセールスを誇るロック・バンド、クイーン。近年は映画『ボヘミアン・ラプソディ』なども話題になり、世代を超えて愛されるアイコニックなバンドだが、ギタリストのブライアン・メイがフレディ・マーキュリーとの最後の日々を振り返った。

先日、米AXS TVにてサミー・ヘイガーとの対談に参加したブライアン・メイは、フレディ・マーキュリーとクイーンのレガシーを保った方法について語った。

「フレディが亡くなったとき、一度は全てを諦めたんだ。いつも私たちは、“もしメンバーの誰かが死んだら、もうこのバンドは終わりだ”と言っていた。私とドラムのロジャーはフレディの死を長い間悲しみ、“もうバンドは終わったんだ。このことについて話したくない”と思っていた。そしてしばらくして、フレディが亡くなる前に残してくれた音源テイクを使い、最後のアルバム“Made in Heaven”を作った。彼は亡くなる前に素晴らしいものを残してくれた。愛のある作業だったよ。

フレディは晩年も自分の状態について感情的にはならなかった。彼が泣いているのを見たことがないし、自己憐憫にはならなかった。彼は、“今作れるものを作ろう。私はもう長くはない。だから歌う曲をくれ。タバコの箱の裏にでもいいから、私が歌える曲を書いてくれ。歌える間にただ歌いたいんだ”と言っていた。だから私たちはたくさん曲を書いた。フレディは常にインスピレーションを与えてくれたし、もし彼が生きていたら今でも同じように作り続けていただろう」

また、ブライアン・メイは現在クイーンと共に活動するボーカリスト、アダム・ランバートについて「アダムは新しい視点をもたらしてくれる。彼は新しい提案をすることを恐れていない。だからクイーンの曲も化石になったわけではなく、まだ生きているし、アダムと共に進化もしている。たまに彼にはとても驚かされるよ」ともコメントしている。

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ブライアン・メイ(g)とロジャー・テイラー(ds)がいたスマイルにフレディ・マーキュリー(vo)が1970年、ジョン・ディーコン(b)が1971年に加わる形で1971年に結成。74年の「キラー・クイーン」「輝ける7つの海」が初のチャート入りを果たし、75年4月に初来日。その年の後半には「ボヘミアン・ラプソディ」をイギリスで9週連続1位に送り込み、「キラー・クイーン」を収録した『シアー・ハート・アタック』はUKチャート2位のヒットとなった。さらに「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」を含んだ77年の『世界に捧ぐ』が全米3位を記録して世界的な成功を掴む。次々とヒットを放ち、81年にはイギリス史上最も売れたアルバムとなった『グレイテスト・ヒッツ』を発表。続いて85年にはチャリティー・コンサートの〈ライヴエイド〉に出演し、圧倒的なパフォーマンスは常にベスト・ライブパフォーマンスとして記憶されている。
91年のアルバム『イニュエンドウ』は見事全英1位に輝いたものの、そのわずか10か月後の11月24日、フレディがHIV感染合併症による肺炎で夭逝。92年には〈フレディ・マーキュリー追悼コンサート〉が開かれ、95年にフレディをフィーチャーしたクイーン最後のアルバム『メイド・イン・ヘヴン』がリリースされると全世界で2,000万枚以上を売り上げるベスト・セラーとなった。97年にはジョンが離れたが、ブライアンとロジャーはその後もクイーンの名のもとにポール・ロジャース、現在はアダム・ランバートと活動を継続している。
2018年クイーンは〈グラミー賞生涯業績賞〉を受賞した。2001年には〈ロックの殿堂〉、03年にはオリジナル・メンバー全員が〈ソングライターの殿堂〉入りを果たした。シングル、アルバムの総売り上げは3億枚を突破し、いまもなお数字を伸ばし続ける一方で、18年公開の映画『ボヘミアン・ラプソディ』では、彼らの功績を再認識させるだけでなく、新たなファンを生むことにもなっている。
81年にリリースされた『グレイテスト・ヒッツ』は英国の歴史の中で、今なお最も売れたアルバムとなっている。

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