山口が実写で最も心動かされたキャラクターは?
眞栄田郷敦と山口つばさの「情熱の源泉」とは 映画『ブルーピリオド』主演×原作対談映像解禁
2024.07.01 07:00
©︎山口つばさ/講談社 ©︎2024映画「ブルーピリオド」製作委員会
2024.07.01 07:00
8月9日(金)に公開される映画『ブルーピリオド』より主演・眞栄田郷敦と原作・山口つばさの対談映像が解禁された。
累計発行部数700万部を超える原作漫画を『サヨナラまでの30分』『東京喰種 トーキョーグール』の萩原健太郎監督で実写映画化する本作。眞栄田郷敦を主演に迎え、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりら今を輝く若手俳優陣が個性豊かなキャラクターを熱演する。
今回解禁された対談映像は、まず完成した映画を観た山口が「漫画では出来ないことを沢山して頂いて、映画ってすごい!役者ってすごいなと思いました。髪型や衣装がとてもリアルかつ漫画的に浮いている部分が無かったです。本当に細部までこだわって作ってくださったと聞きました。大変な努力をありがとうございます」と話すと、眞栄田は「原作のキャラクターを表面的な部分だけのコピーにしない。衣装もですが、それぞれのキャラクターを一人の人間としてちゃんと描くという点を現場のみんなで大事にしました。例えば八虎は金髪ですが、なぜそのような髪型にしているかなど、掘り下げていくことで血の通った人間として描いていきました。そして、芸術の世界にいるスタッフのかたも多く、キャストを含めて皆がすごい熱量で作品をつくりました。その熱量は僕自身今まで経験したことがないものでした」と、それぞれのキャラクターを実写化するにあたってのこだわりと現場の熱量の高さを話した。
また、山口が映画を観て心動かされたキャラクターは高橋文哉演じるユカちゃんだったという。「ビジュアルも含め、あのキャラクターを男性が演じるのはすごい難しいと思うんです。何か気難しい子という、私が描いていた時のイメージをナチュラルに演じつつ、ユカちゃんの持つ人気者の空気も体現してくださっていて、すごいこれ出来るんだ……とビックリしました!」と、自身が描いたキャラクターが実写として新たな魅力をもって描かれた事への喜びと嬉しい驚きを感じたという。
さらに原作ファンの方に楽しんでほしいと思う点について眞栄田は、「漫画で見ていた絵画です。ストーリーのポイントになる絵画がいくつかありますが、それが実際に3次元の世界にあるというのが、僕自身も現場に入って初めて見たときも興奮しました。」と、八虎をはじめとするキャラクターたちと並んで作品のもう一つの主役である「絵画」についても注目してほしいと明かした。
そして本作のテーマでキャッチコピーでも使われている「情熱」について、二人にその「情熱の源泉」を聞くと、山口は「漫画を描いているときは一人なので、このインタビューのように、自分と違う分野のプロの方と関わることが大きなモチベーションです。今回の映画化で違う分野のプロの方たちに情熱を注いでいただき、また違った新しい要素や魅力が入っていくのがとても嬉しくて……それが情熱の源泉です」と作品を生み出すことで新たな情熱と繋がっていくことについて、眞栄田は「何かに挑戦するときに、出来ない所から始まって、少しずつその楽しさに触れてやりがいを感じはじめる。その後はほとんど出来ない苦しい時間が多いですが、その楽しさに触れ、好きだなと思えるその瞬間を求めて、情熱を注いでいるのだと思います」と、情熱を注ぐことで得ることの出来る喜びの瞬間を求めることが源泉になると語った。