2024.06.05 07:00
©︎2024「ルート29」製作委員会
2024.06.05 07:00
11月に全国公開される綾瀬はるか主演映画『ルート29』より特報映像とティザービジュアルが解禁された。
監督は『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞し、デビュー作にして多くの映画ファンを魅了した森井勇佑。詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受けた森井は、映画の舞台となった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約一ヵ月間旅をして本作の脚本を完成させた。
主人公は、他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないトンボ(綾瀬はるか)。風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていくロードムービーを描く。
ハル役には『こちらあみ子』でデビューを飾り第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した大沢一菜。幅広く活躍を続ける彼女はドラマ『姪のメイ』『季節のない街』と立て続けに出演。また、RM(BTS)の2ndソロアルバム『Right Place,Wrong Person』に収録されている「Domodachi (feat. Little Simz)」のMVへの出演を5月31日に発表し、世界からも注目を集めている。
解禁された30秒の特報映像は、トンボがハルに「あなたを探しとった」と告げる顔のアップからはじまる。そこからどこかに向かってひとり、美しいフォルムで走っていくトンボ。「お前は今日からトンボな」というハルのセリフで、トンボはあだ名ということがわかる。「わたしな、ずっとひとりだった。ひとりで平気だった。でもな」というトンボのセリフに、ハルが呼びかける様々なトーンの「トンボ」のかけ声をクロスオーバーさせ、トンボのからっぽだった心が次第に満ちていくようなエモーショナルな感覚を表現。顔じゅうにテープを貼る小さないたずら、森の中の川べりでこちらに向かって手を振るハル、鳥取砂丘から海を眺める2人の小さな背中など、二人が過ごした、短くも濃密な夏の1ページがメロディアスな音楽に乗せて綴られている。トンボは旅を通してどんな人たちと出会うのだろうか。また、最後に見せるトンボの表情が物語るものとは。
また、同時解禁されたティザービジュアルでも「あなたを探していた」というキャッチコピーと共に風のように走り抜けるトンボの姿をクローズアップ。今までに見たことのないような躍動感あふれる綾瀬はるかのビジュアルとなっている。