2024.02.15 21:14
Photo by ALYSSE GAFKJEN
2024.02.15 21:14
全世界で3億枚以上のアルバムを売り上げているレッド・ツェッペリン。ロック史で最も影響力があった伝説的なバンドのボーカリストであるロバート・プラントは、先日公開されたRolling Stone誌のインタビューにて、“今”を表現し続けるために作品を作り続けたいと語っている。
「Tascamのデジタルレコーダーを持ってて、それを使って歌うんだ。ギターペダルを通して歌うと素晴らしい音で録れるから、わざわざスタジオに行ってレコーディングする意味はあるのか?って思ってしまう。でも言葉が見つからないんだ。今は詩を磨いて、世に出すのがとても難しい時代だと思う。
作ることへの仲間意識と、みんなに作品をシェアすること、そして自分のなかに静かに抱えていることを作品としてさらけ出すこと……これらは辞めたくないし、ただ座っているわけにはいかないんだ。過去について自伝を欲しがる人もいるけど、今を生きることは素晴らしいし、今を生きることを躊躇しない。これは“今”なんだ!1969年にスケネクタディで何があったかはまた別の話だし、この連続したストーリーは前に進まないといけない。
今日、自分の歌詞ノートを引っ張り出して、“自分のノリを取り戻さないといけない。まだ言いたいことがあるんだ”って思った。だからエフェクトとか機会が私の声を良くしてくれる限りはやり続けるよ!エルヴィスの1957年のバラードとかも素晴らしいコンプレッションがかかってるし、上手くいってるしね」
作詞に苦戦しつつも、前に進み続ける意志を持ち続けるロバート・プラント。彼は2021年にも未公開作品が溜まっていることを明かしており、「まだリリースしていない作品や未完成の曲をおさらいして、“これで何ができるだろう?”って興奮している」ともコメントしていた。75歳のロバート・プラントは、今年もアリソン・クラウスと全米ツアーを回ることが決定している。