エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた14歳少女の物語
ソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』4月12日公開決定、豪華で魅惑的な場面写真8点解禁
2024.02.09 10:00
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2024.02.09 10:00
ソフィア・コッポラ監督の最新作『Priscilla』(原題)が、邦題を『プリシラ』として4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開することが決定し、場面写真8点が解禁された。
『ロスト・イン・トランスレーション』(03)でアカデミー賞脚本賞・ゴールデングローブ賞脚本賞ほか、『SOMEWHERE』(10)でベネチア国際映画祭金獅子賞、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(17)でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど数々の賞に輝く映画監督、そしてファッション・アイコンとして世界に注目されるソフィア・コッポラ。その最新作は、エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた少女プリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に美しく描く物語。シャネル、ヴァレンティノの衣装が彩る華やかな恋に隠された孤独。そして常に高く評価されるソフィア・コッポラ作品のサウンドトラックだが、今回はフランス出身のロックバンドPhoenixが担当し、美しく精巧な美術とともに60~70年代の空気を伝える。
主演は、本作で第80回ベネチア国際映画祭最優秀女優賞に輝いたケイリー・スピーニー。さらに第81回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされるなど、夢のような恋の恍惚と切なさを経験していく少女の心の変遷と外見の変化を表現した繊細な表情と佇まいは「驚くほどにすばらしい演技」(Rolling Stone)と絶賛されている。そしてプリシラだけが知る、魅力的で華やかだが傷つきやすく大人になりきれないエルヴィスを演じたジェイコブ・エロルディは「エルヴィスを演じきっている」(The Warp)と高い評価を受けている。
ソフィア・コッポラ監督は、「プリシラ・プレスリーの回想録を読み、彼女のグレースランドでの体験に心を動かされました。私が表現したかったのは、エルヴィスの世界に飛びこみ、紆余曲折を経てやっと自身の人生を見つけたプリシラの心情です。」と語るように、本作は魅惑と波乱の日々がプリシラの視点で描かれる。
また、シャネルやヴァレンティノが彩る飛びきり甘美なシンデレラストーリーのなかにソフィア・コッポラがこれまで描き続けてきた人間の孤独や疎外感といったビターなエッセンスを潜ませた本作は、「ソフィア・コッポラ 最高傑作」(Rolling Stone)、「First Loveの素晴らしさを描いてる」(Littie White Lies)と評価されている。全米では昨年秋にA24が配給し、そのファッション性と話題性で多くの若い女性客を魅了し、『ロスト・イン・トランスレーション』『マリー・アントワネット』に次ぐ大ヒットとなった。
併せて解禁された8点の場面写真は、14歳の少女プリシラの儚げな表情から恋に落ちたプリシラとエルヴィス、1967年当時話題となった結婚式の写真を再現したシーン、自身がセレブとして注目の的となった華やかなメイクアップのプリシラ、そしてジャンプスーツに身を包むエルヴィスとのツーショットなど、本作の世界を表現する豪華で魅惑的なシーンとなっている。なお、結婚式シーンのプリシラのウェディングドレスはシャネル、エルヴィスのタキシードはヴァレンティノが手掛けた。