2024.01.16 10:00
©︎2023「みなに幸あれ」製作委員会
2024.01.16 10:00
2024年1月19日(金)に劇場公開される映画『みなに幸あれ』の本編冒頭映像が解禁された。
本作は、KADOKAWA主催の2021年日本で唯一のホラージャンルに絞った一般公募フィルムコンペティション「日本ホラー映画大賞」初大賞受賞作品の長編版。主演は若手俳優の中でも確かな演技力で評価の高い古川琴音。本作が自身初のホラー映画出演となる。監督は「日本ホラー映画大賞」で同名タイトルの短編映画が大賞を受賞した下津優太。商業映画監督デビューにして、早くも世界各国の映画祭で称賛を浴びており、今までに観たことのない斬新な恐怖の世界を創り上げている。そして、総合プロデュースは日本ホラー映画界の重鎮である清水崇が手掛けた。
とある村を舞台に、人類の宿痾と言ってもいい根源的なテーマが根底に流れる本作。この世界の特異な成り立ちに疑問を持った古川演じる主人公が行動を起こすも、逆にどんどん追い込まれていく様を描き、「この世界にはある法則が存在する。それを知らないと死ぬことになる」という得体の知れない恐怖と対峙していく。
解禁された冒頭映像は、幼少期の主人公が祖父母宅で穏やかな時間を過ごした思い出のシーンから幕を開ける。家族と食卓を囲んだり祖母から手芸を教わったり、穏やかだった場面は一転、家族が寝静まる深夜にふと目が覚めた主人公は、家のどこかから物音がしていることに気が付く。暗闇の中音のする方へひとり向かうと2階の一番奥の部屋からからはこの世のものとは思えないほど不気味なうめき声のようなものが聞こえ、その声に恐怖を感じながらも、一歩また一歩その部屋へ近づいていく。何かに導かれるように視線を送るその先、ドアの隙間から部屋の中で蠢く何かを目撃してしまう。その瞬間夢から覚める主人公、果たしてこの恐ろしい悪夢はただの夢なのか、それとも奥底に眠る自らの記憶なのか。刻々と増す不穏さと得体の知れない恐怖のその先を見届けずにはいられない冒頭映像となっている。
なお本作では「日本ホラー映画大賞」の大賞受賞作品である短編では描かれていなかったバックグラウンドも描かれており、より観客が物語に没入し斬新かつ不穏な世界観を楽しむことができる。