特別上映ではチケットが5分足らずで売り切れに
インドのトップダンサーが集結、演技を超えたダンスバトル映画『ストリートダンサー』3月公開
2023.12.27 16:00
©Remo D’Souza Entertainment ©T-Series ©UTV Motion Pictures
2023.12.27 16:00
インドのトップコリオグラファーで映画監督のレモ・デソウザが手掛ける映画『ストリートダンサー』が2024年3月1日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開されることが決定した。
アメリカの公開オーディション番組「ワールド・オブ・ダンス シーズン3」で2019年に優勝したThe Kingsや「アメリカズ・ゴット・タレント」で2020年に優勝したV.Unbeatableなど、近年、世界のダンスコンテストではインドのダンスグループが注目すべき成果を収めている。そんなダンス大会に挑む若者たちの情熱と友情を描く本作は、2023年12月に開催された「インディアンムービーウィーク2023パート3@キネカ大森」にて特別上映された際、チケットが5分足らずで売り切れとなった。
物語の舞台はロンドン。インド系の青年サヘージ率いるヒップホップ・ダンスグループ「ストリートダンサー」と、パキスタン系の女性イナーヤト率いるチーム「ルール・ブレイカーズ」はライバル同士で、街中で鉢合わせするたびに火花を散らすダンスバトルを繰り広げていた。ある時イナーヤトは、レストランオーナーのラームが閉店後に南アジア系の路上生活者に食事を無償提供していることを知る。そして活動を応援する資金を得るため、仲間とともに、優勝すると10万ポンド(約1,800万円)の優勝金が獲得できるダンスバトル「グラウンド・ゼロ」への挑戦を決意する。一方サヘージは仲間と別れてイギリスのグループ「ザ・ロイヤルズ」に加入し、グラウンド・ゼロに挑む。別々の目標のもとグラウンド・ゼロに参戦した2人だったが、あるきっかけから友情が芽生え、同じ目的を持ち、コンペティションを勝ち進んでいく。
主演を務めるのはヴァルン・ダワンとシュラッダー・カプール。そしてインド映画界の伝説級のダンサー&コリオグラファーのプラブデーヴァーが2人をつなぐラームを演じる。実際にトップクラスのダンサーとして活躍するキャストががっちりと脇を固めており、劇中のコンペティションは演技のレベルを超えた、手に汗握るリアルなダンスバトルに仕上げられている。
また、ストーリーのもう一つの柱として描かれているのは隣人愛。実際にロンドンで活動するインド系のシク教慈善団体のエピソードに基づいていて、ダンスへの情熱を社会貢献につなぐ、若者たちの熱い成長ドラマが展開される。