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2023.12.04 08:00
2024年3月1日(金)よりテアトル新宿ほかにて全国順次公開されるピエール瀧主演映画『水平線』の特報と場面写真が解禁された。
福島県のとある港町が舞台の本作は、大切な人ときちんとお別れできないまま立ち止まってしまった親子を描く物語。主演のピエール瀧は、震災で妻を失い心に傷を抱えたまま、高齢者や生活困窮者を相手に散骨業を営む主人公・井口真吾を演じる。真吾の一人娘で水産加工場で働く奈生役は、TVドラマ『his ~恋するつもりなんてなかった~』、映画『青葉家のテーブル』(2021年)などで注目される若手女優・栗林藍希が好演。そのほか足立智充、内田慈、押田岳、円井わん、渡辺哲らドラマや舞台と幅広く活躍する実力派キャストが名を連ねる。
監督を務めるのは、本作が長編映画監督デビューとなる小林且弥。2001年に俳優としてのキャリアをスタートさせ、主演映画『ランニング・オン・エンプティ』(2010年)や『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(2010年)、映画『あゝ、荒野』(2017年)、TVドラマ『レディ・ダヴィンチの診断』(2016年)など多数出演。また、オムニバス映画『無情の世界』(2023年)では企画・プロデュースを手掛けるなどプロデューサー、演出家、映画監督と多岐にわたって活躍している。ピエール瀧とは白石和彌監督『凶悪』(2013年)でヤクザの兄貴役と舎弟役で共演し意気投合。自身初の監督作品の主演にはピエール瀧しかいないと切望し、今回再タッグが実現した。
解禁された30秒の特報では、大切な人の突然の不在に立ち止まっている父と娘の複雑な心情と葛藤が描かれている。ある遺骨を巡る外からの正義の声に対し「あんたが言う風化なら 風化しちまえばいい」と返す真吾(ピエール瀧)の言葉に当事者が抱く違和感を映しており、主人公・真吾と彼をとりまく人々のあいだで、さまざまな感情が交錯し物語が展開していくことを予感させる。
なお、映画の舞台となる福島では12月8日(金)~14日(木)の一週間限定で先行上映され、12月8日(金)と9日(土)にはピエール瀧と小林監督による舞台挨拶も行われる。
映画『水平線』公開記念舞台挨拶
・12月8日(金)17:30の回上映後
ゲスト:ピエール瀧、小林且弥(監督)
・12月9日(土)10:00の回上映後/13:00の回上映後
ゲスト:ピエール瀧、齋藤孝(脚本)、小林且弥(監督)
会場:フォーラム福島
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