Photo by Masanori Doi
2023.11.30 17:15
スラッシュ・メタルのビッグ・4でもあり、世界的に人気を誇るメタルバンド、メガデス。先日、2015年にメガデスに加入して以来リードギタリストを務めてきたキコ・ルーレイロの“一時離脱”が延長され、2024年のライブにも参加しないと発表された。
ポッドキャストAmplificaの最新インタビューに登場したキコ・ルーレイロは、長期離脱の理由について、“自由が必要な人”だと説明し、「自分の人生の出来事から、メガデスにから離脱することを選んだ。それは私の持つ権利の一つであり、自由とは2つの選択肢から選ぶことができる状況だ」ともコメントした。
また、彼は家族と過ごすことを優先する旨についても発言しており、2011年にはメガデスの前に加入していたバンド、アングラのツアーが原因で娘のリヴィアの誕生を危うく逃すところであったと明かした。2016年にはフィンランド人ピアニストである妻、マリア・イルモニエミが双子を出産したわずか10日後にメガデスのツアーに参加しないといけなかったようで、このような出来事が積み重なり今回の長期離脱を決断したと語っている。
キコ・ルーレイロは今年の6月からフロントマンのデイヴ・ムステインとバンドのマネジメントに離脱を相談していたようで、後任のテーム・マンティサーリを自身で発掘し、引き継ぎが上手くいくように調整したことも明かしている。キコ・ルーレイロがメガデスにいつ復帰するかは発表されていないが、完全に脱退したと報じている米メディアも見受けられる。