2023.11.28 15:40
martyfriedman.com
2023.11.28 15:40
スラッシュ・メタルのビッグ・4でもあり世界的に人気を誇るメタルバンドであるメガデスの元ギタリスト、マーティ・フリードマン。世界中に熱狂的なファンを持つギタリストだが、先週ロサンゼルスで開催された「Rock ‘N’ Roll Fantasy Camp」にて、メガデスに加入する前にオジー・オズボーンのオーディションを受けていたことを明かした。
同イベントにてマーティ・フリードマンは、1980年代後半にオジー・オズボーンがギタリストを募集していた際、シャロン・オズボーンから電話でオーディションに招待されたと発言。彼は当時、サンフランシスコの交際相手の家に住んでおり、経済的に困窮していたようだ。そのため招待を受けたときは興奮したが、結果的に“スタイルの違い”によって不採用となったと語っている。
「オジーの曲を覚えて、ロサンゼルスまでの航空券を用意してくれたから、そのときのオジーのバンドメンバーたちと一緒に演奏するためにサンフランシスコから向かったんだ。僕は全ての曲を正しく弾いたし、素晴らしい演奏をしたと思っていた。みんなも優しかったけど、僕らは全く違うイメージを持っていた。
彼らは1980年代のロサンゼルスのサンセットストリップのように、骸骨のシャツとブレスレットや長いネックレスをしていた。まさに今にもサンセットストリップに行きそうな感じで、僕はただジーパンとTシャツで普通の格好をしていた。空気感が全く違ったんだ。だから僕が全て正しく弾いたとしても、意気投合して一緒になるわけではなかった。同じ雰囲気を持った人は、匂いでわかるんだ。“この人たちとつるみたい”ってね。彼らはロサンゼルスの匂いで、僕はサンフランシスコの匂いだったし、全く違う匂いだった。どちらも良い匂いとは言えないけど、彼らはクールだった」
演奏は問題なかったが、他のバンドメンバーとのイメージと雰囲気が合わなかったため採用されなかったとコメント。彼はオジー・オズボーンのオーディションには受からなかったが、その後メガデスに加入し、1990年から2000年までリードギタリストとしてバンドの全盛期を支えた。
今年の2月にはメガデスの日本武道館公演で23年ぶりに共演を果たしたことが大きな話題になっていた。