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アルバム宣伝の有効な方法もアドバイス

タイラー・ザ・クリエイターが洋楽の“金曜日リリース”は戦略的に最適ではないと語る

2023.11.24 12:30

Nardwuar vs. Tyler, The Creator (2023)

2023.11.24 12:30

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2021年の6月にリリースした新アルバム「CALL ME IF YOU GET LOST」がBillboard 200で1位を獲得し、第64回グラミー賞でも最優秀ラップ・アルバム賞を受賞したタイラー・ザ・クリエイター。自身のブランド「GOLF le FLEUR*」のフレグランスを発売し、コンバースやラコステとのコラボもリリースなど、様々な分野で成功している彼が音楽のリリース戦略について語った。

アメリカでは2015年に新譜のリリース曜日が火曜日から金曜日に変わったが、先日タイラー・ザ・クリエイターは人気インタビュアーのナードウォーの番組に出演した際、金曜日リリースが最適でない理由を述べた。

「週末に音楽を聴けるようにするために金曜日にリリースするようになって、それでストリーミングの再生数を稼ごうとしているのはわかるんだけど、週末にリリースしてもパーティーとかで聴かれるだけで、みんなしっかり音楽を聴いてないと思うんだ。それかジムで聴いたりで、金曜日に新曲をリリースしてもみんなあまり集中して音楽を聴いてないと思う」

彼は火曜日リリースに戻すべき理由として「職場に着いたら仕事をしないといけないから、出勤中の1時間とか30分ぐらいは集中して音楽を聴くと思う」ともコメントしている。

また、デジタル配信が主流になってからは、日付が変わり発売日になったタイミングで新譜がリリースされるが、その深夜にリリースされるシステムについても「長い期間と多くのエネルギーを注いだ作品が深夜にリリースされるのはとても侮辱的だと思う」と、楽曲がリリースされた瞬間にファンが寝ている可能性が大きいことに対しても物申した。

そんなタイラー・ザ・クリエイターは近年有効な音楽のプロモーションについても語っており、「時間もかけて、心も込めてミックスもマスタリングした15曲についてもっと語ったほうがいい。みんなアルバムを出して2枚ぐらいしか売れなくて混乱するけど、誰も自分の音楽について語ろうとしない」と、適当な口パクのような映像を作るよりも作品について言葉で語ったほうがプロモーションになるともアドバイスした。

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タイラー・ザ・クリエイター

アーティスト情報

1991年3月6日生まれ。米カリフォルニア州出身のラッパー、ソングライター、音楽プロデューサー、デザイナー、映像作家。本名はタイラー・グレゴリー・オコンマ(Tyler Gregory Okonma)。
2007年、ホッジィ、レフト・ブレイン、ケイシー・ヴェジーズらと共にオルタナティブ・ヒップホップ・グループ「オッド・フューチャー」を結成。2008年11月にデビュー・ミックステープ『ザ・オッド・フューチャー・テープ』をセルフリリースした。
2009年12月、タイラーは初のソロ・ミックステープ『バスタード』をセルフリリース。同ミックステープはピッチフォーク・メディアによる2010年のトップアルバムリストにおいて32位にランクインするなど注目を集めた。
2011年5月、1stアルバム『ゴブリン』で世界デビューを果たし、全米チャート初登場5位を獲得。アルバムに先行して発表した「ヨンカーズ」のミュージックビデオではゴキブリを食べるなどの過激な描写が注目を集め、MTVビデオ・ミュージック・アウォードで最優秀新人賞を受賞した。又、同年、オッド・フューチャーとしてサマーソニックに出演するため初来日を果たす。
2013年4月、2ndアルバム『ウルフ』をリリースし、全米チャート初登場3位を獲得。同年、ソロ名義では初となる来日公演を恵比寿リキッドルームと横浜ベイホールで行った。その後、ソロアーティストとしてTイン・ザ・パークやグラストンベリーにも出演し、1年を通してツアーを続けた。
2015年4月、ファレル・ウィリアムス、カニエ・ウエスト、リル・ウェインら豪華ゲストが参加した3rdアルバム『チェリー・ボム』をリリースし、全米チャート初登場4位を獲得。同年9月には二度目の来日公演を行った。
2017年7月、4thアルバム『フラワー・ボーイ』をリリース。よりメロディに焦点を当てたジャズを多用したサウンドを実験的に取り入れたことで、それまでの作品とは対照的なものとなり、ピッチフォーク・メディアが2017年のベストアルバムリストにおいて第8位、コンプレックスが第6位に選出するなど、批評家からキャリア史上最高の評価を得た。それまでの自身最高位を更新する全米初登場2位を獲得し、第60回グラミー賞の最優秀ラップ・アルバムにノミネートされた。同年10月には3度目となる来日公演を恵比寿リキッドルームで敢行し、深夜という時間のライブではあったが即日完売するなど大盛況となった。
2019年5月、5thアルバム『イゴール』をリリース。アルバムには初めてタイラー自身の歌声がフィーチャーされており、R&B、ファンク、ラップ、ネオソウルが雑然と混ざりあう作風となった。キャリア史上初となる全米チャート1位を獲得し、第62回グラミー賞では念願の最優秀ラップ・アルバム賞を受賞した。また、イギリスのブリット・アワードではインターナショナル男性ソロアーティスト賞を受賞した。
2021年6月16日、突如として新曲「ランバージャック」をリリースし、その翌日には6thアルバム『コール・ミー・イフ・ユー・ゲット・ロスト』を6月25日に緊急リリースすると発表した。

(引用)https://www.sonymusic.co.jp/artist/tylerthecreator/profile/

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