2023.11.23 15:20
グリーン・デイ
2023.11.23 15:20
来年の1月19日に最新アルバム『Saviors』を発売する世界的人気パンク・ロックバンド、グリーン・デイ。同作より先月に1stシングル「The American Dream Is Killing Me」、11月3日には2ndシングル「Look Ma, No Brains!」をリリースした彼らが、カナダのラジオ番組102.1「The Edge」の最新インタビューにて新アルバムについて語った。
フロントマンのビリー・ジョー・アームストロングは、「新アルバムは2003年の大ヒットアルバム“American Idiot”の続編になるか?」と質問された際に、過去の名作のような“不可欠なアルバム”になると答えている。
「30年の経験を集めて完成した作品だよ。“Dookie”から“American Idiot”みたいに、グリーン・デイにとって不可欠な存在となったアルバムのような作品を作れたし、今までのギャップを埋めることができたと思う」
また、ビリー・ジョー・アームストロングは1stシングル「The American Dream Is Killing Me」で、前作『Father Of All Motherfuckers』で避けていた政治的なメッセージを込めたことについても語った。
「“The American Dream Is Killing Me”は3、4年前に書いた曲だよ。だからこのアルバムで最初に完成した曲とも言える。でも前作“Father Of All Motherfuckers”ではあまりにもあからさま過ぎるから、政治的なメッセージは入れたくなかったんだ。当時アメリカでは酷い政治と分断が起きていたから、政治はあまりにも簡単な題材だった。でも今は、またそのような曲を出すのに最適な時代になった。俺たちはCNNに出演している専門家みたいに非難してるだけになりたくなかったから、一時は政治的な曲から離れていたんだ。
でも政治的な曲を作るには大きな勇気がいるんだ。怒っているからという理由だけや、単にやるためだけにやっていると、曲から意味と魂が抜けていく。そうすると単にみんなが言っている文句と同じようなものになってしまう。だから“The American Dream Is Killing Me”のような曲をやるには特別で、インスピレーショナルな瞬間が必要なんだ」
2024年の1月19日に発売される『Saviors』は、過去に『Dookie』と『American Idiot』も手掛けたロブ・カヴァロがプロデューサーを務めている。