Photo by Daniel Sannwald
2023.11.14 20:45
2022年12月9日にリリースされた2ndアルバム『SOS』が10週連続で全米1位を獲得したSZA。先日2024年グラミー賞にて9部門もノミネートされたことが発表された彼女だが、2018年グラミー賞では大ヒットデビューアルバム『Ctrl』では4部門にノミネート、さらには最優秀新人アーティスト部門でもノミネートされたにも関わらず、1つも受賞することはなかった。そんな彼女は、果たして2024年グラミー賞についてどのように感じているのだろうか?
SNSでファンにグラミー賞9部門ノミネートについてコメントをしていないことを突っ込まれたSZAは、「あまりのことに圧倒されてしまって、言葉を考えることが不安になる…… でもとても感謝しているし、かなり動揺もしている。ただこの瞬間を私のお婆ちゃんに見せたかったなと思う」と投稿した。
2022年にはドージャ・キャットとのコラボ「Kiss Me More」で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を受賞しているが、SZAは以前からグラミー賞などのアワード賞に対して快くない感情を持っていると語っている。彼女は以前ローリング・ストーンズ誌のインタビューにて、「アワード賞で他のアーティストの様子を見るのが嫌いで、みんな普通じゃない態度を取ってるけど、誰もそのことについて話題にしない。みんながあまりにも承認されがたっている。気がついてほしいとか、すごいと思われたいとか、勝ちたいとか、他のアーティストと一緒にいることによって自分も重要な人になった気分になりたいとか…… 全員が何かのために頑張っているし、欲望で溢れた暗い場所だ」とコメントしていた。
しかし彼女にとって受賞は大きな意味を持っているようで、「何かしらの意味はある。でもこれが全てではない。ただここに私がいることということは重要なことなんだと思う。もし賞の結果を気にしすぎてしまったら、深くがっかりするだろうし、あまり大きく考えないようにしている」とも発言している。