2023.10.21 12:00
幼い頃からオシャレが大好きな子供だった。
というか両親が洋服好きで、うちの母はどこに出かけるにも、どれだけ短いお出かけでも、必ずオシャレをしていた、今思うと本当にそれがどれだけ凄いことか分かる、私なんてたまに5分で家を出るって言うのに。どれだけ歩く場所に出かける時でも安室ちゃんみたいに高いヒールを履いて髪もメイクもバッチリな自慢のママでした。
父は父でどこにいても見つけやすいハイカラな服に身を包まれた男で、クローゼットは沢山の色に溢れていて見てて飽きないものでした。今じゃ私はメンズ服も好きなので、たまに実家に戻っては勝手に拝借させていただき、父の洋服を何食わぬ顔で着ている。
そんな2人の影響でそれはそれはオシャレに強欲なサラブレッドゆりあが出来上がったのです。
当時、流行りまくっていたBANANA CHIPSというブランドがあって、そこの洋服を浴びるように着ていた毎日でした。いたって普通の、なんなら少し田舎の通学路を歩く格好ではないくらい派手な服を着て小学校に通っていました。
人と違う格好をすることに抵抗はなくて、しかし、とにかく目立っていたと思う、どのくらい目立っていたかというと、当時高校生たちがみんな履いていたルーズソックスを小学1年生で私服に取り入れていたくらいには目立っていた。
そんな私だが、幼いながらに洋服のパワーをすごく感じていて、バレンタインの日には赤チェックのセットアップをきて好きな男の子にチョコを渡しに行ったし、誕生日の日には新品のワンピースを着た、オーディションを初めて受けた時だって、悩みに悩んで1番のお気に入りの洋服を身に纏って東京へ向かった。
私にとって洋服は、いつだって自分を少し強くしてくれる武器みたいなものだった。
大人になって、さらに感じるのは、オシャレの凄さはもっともっと無限大だったという事。
悲しい時に着る服は心を落ち着かせてくれて、楽しい時に着る服は心を軽くしてくれる、行く場所や食べる物によって洋服の色やスタイルを変えていく行為は、同じになりがちなつまらない毎日を打破してくれる、最強の遊びだと思う。
そんなオシャレに沢山助けられた私ですが、この度INFiNi8というアクセサリーブランドを立ち上げました。(サラッと言ったけど本当にすごい事です、感謝。)
アクセサリーも洋服同様、私たちの味方をしてくれる最強のアイテムだと思う。
フランス語で“永遠”という意味の「infini」永遠に身につけていたくなる様なデザインを作りたくて、そんな想いでINFiNi8というブランド名にしました。
アンバランスさが特徴のモード系アクセサリーブランド。ユニセックスなのでメンズの方も大歓迎です。
女の子がメイクをして可愛くなるのと一緒で、好きな人に見られた時に、少しでも、今の自分の限界の可愛さより、もうちょっと更に可愛いと思ってもらえるよう、アクセサリーを通して、そのお手伝いをしたいなと思っています。
嫌でも視界に入る自分の手にお気に入りのリングが1つ着いていて、たったそれだけで気分が上がって、1日をハッピーに過ごせたらいいですよね。
ゼロから何かを作ることの大変さと、そんな愛しくてたまらないアイテムを、気に入って身につけてもらえる事の幸せさを感じながら、ディレクター1年目、頑張ってます。
みなさんの元にINFiNi8のアクセサリーが届いて、少しでも強くなれたり可愛くなれたり優しくなれたりしたら嬉しい限りです。
PS.こんなにオシャレが大好きな木﨑家の父母娘ですが、兄だけは本当に自分で服を選ばない無頓着な男で、私がいつもZARAで一式見繕った洋服を着て、今日も出掛けているでしょう。そろそろ新しいのを選んでやるか。意外とそれも嫌いじゃないのです。
INFiNi8のホームページはこちら