“ギターが弾き方を提示してくれる”とコメント
キース・リチャーズが関節炎と年齢がギタープレイに与えた影響を語る
2023.10.11 17:10
キース・リチャーズ
2023.10.11 17:10
10月20日に18年振りのオリジナル・アルバム『Hackney Diamonds』をリリースするザ・ローリング・ストーンズ。9月6日にリードシングル「Angry」をリリースし、9月29日にはスティーヴィー・ワンダーとレディー・ガガ参加の「Sweet Sounds of Heaven」をリリースしたレジェンドバンドだが、先日ギタリストのキース・リチャーズがBBCインタビューに出演した。
今年の12月に80歳になるキース・リチャーズは、同インタビューで関節炎と年齢がギタープレイに与えた影響をコメントしている。
「面白いことに、もちろん痛みはあるはずなんだけど、全く感じないんだ。良性の関節炎のようなものだ。もし少しプレイが後退したとしたら、それは年齢のせいだと思う。またこれも面白いけど、“これはもう弾けない”って感じると、ギターが他の方法を提示してくれるんだ。指が今までと違うところに動いて、また新しいドアが開く。だから常に新しいことを学んでいるようだよ。学びは終わらないね」
関節炎や年齢が原因でフレーズが弾けなくなると、ギターが自然と新しい弾き方に導いてくれると語ったキース・リチャーズ。1000本以上のギターを所有している彼の“ギター愛”は79歳になった今でも止まらないようで、「素晴らしいのは、弾けば弾くほどギターについて知らないことが増える。無限の疑問が生まれるし、ギターの全てを理解することは不可能なんだ」と、ギターの素晴らしさについて発言している。
10月20日に新アルバム『Hackney Diamonds』をリリースするザ・ローリング・ストーンズだが、先月ミック・ジャガーはCBC Newsにて「キースとは同じ大陸に住んでいないし、彼はZoomなども使用していないから、Zoom上で一緒に曲を作ることもできない。でもジャマイカで合流して一緒にジャムしたときは、昔と同じだった」と、年齢を重ねるにつれバンドの作曲スタイルが変わったことも明かしていた。
なお11月には、ローリング・ストーンズがいかにして結成し、その後ロックの歴史を変えたかを描くドキュメンタリー映画『The Stones and Brian Jones』が米国で一夜限りの劇場公開とデジタル配信を迎える。本作からは初の予告編映像も公開されている。