トランプ政権最大の疑惑を暴いた事件の尋問記録を完全再現
シドニー・スウィーニー主演映画『リアリティ』混乱と不安、焦燥感が徐々に高まる予告解禁
2023.10.02 12:00
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2023.10.02 12:00
11月18日(土)より全国公開される映画『リアリティ』から予告編が解禁された。
2017年、米国家安全保障局(NSA)契約社員リアリティ・ウィナーが「ロシアのハッカーによる2016年アメリカ大統領選挙介入疑惑に関する報告書」をメディアにリークした罪でFBIに逮捕され、の真相に挑んだ本作。監督を務めたのは米演劇シーンにおいて“超新星”と評される劇作家であり、本作が映画監督デビューとなるティナ・サッター。実際のFBI尋問録音記録を、ほぼリアルタイムで何気ない会話や息遣い、咳払いひとつに至るまで<一言一句>完全再現するという衝撃の試みで、一足先に公開されている海外では驚きと絶賛を集めた。ごく平凡な若者だった彼女が心に募らせていったある思いとは? その知られざる実像が、異常なまでの緊張感とかつて見たことのない圧巻の<リアリティ>をもって事件の真相とともに浮かび上がる。
本作での鬼気迫る演技で世界中から絶賛を集めた主演のシドニー・スウィーニーは1997年生まれの26歳。『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』『ユーフォリア/EUPHORIA』『ホワイト・ロータス』といった話題作に立て続けに出演し強烈なインパクトを残し、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などで一躍ブレイクを果たした。エミー賞ノミネート経験も持ち、確かな演技力と唯一無二の存在感で爆発的な人気を集め着実にスターダムを駆け上がっている彼女の次回作には、『スパイダーマン』のスピンオフで2024年全米公開予定の『マダム・ウェブ』が決定、「スパイダーウーマン」役に抜擢されダコタ・ジョンソンらとの共演する。
公開された映像は、感情をなんとか抑え込むようにじっと一点を見つめる主人公リアリティ・ウィナーにFBI捜査官がなだめるような口調で語りかけるシーンから幕を開ける。実際のFBI尋問記録をなぞって「やあ調子は?」という軽い挨拶までもが完璧に再現されていく様子が映され、本作の台詞は事実を完全にそのまま蘇らせたものなのだという衝撃が飛び込んでくる。
彼らの一見FBI捜査官とは思えないラフな服装や親身な振る舞いに、始めは愛想笑いを浮かべ余裕すら見せるリアリティだが、そんな彼女を見据えるFBI捜査官の視線は既に“事件の容疑者”に向けられるものになっていることが垣間見えた瞬間、たちまち不穏な空気が漂いはじめる。