新作に参加したポール・マッカートニーについてもコメント
ミック・ジャガーがザ・ローリング・ストーンズにおける作曲スタイルの変化を語る
2023.09.20 19:00
(Photo: Mark Seliger)
2023.09.20 19:00
10月20日に18年振りのオリジナル・アルバム『Hackney Diamonds』をリリースするザ・ローリング・ストーンズ。先日リードシングル「Angry」をリリースし、アルバムに向けてメディア出演を積極的に行っているレジェンドバンドだが、先日ミック・ジャガーがCBC Newsに出演した。
ジャガー/リチャーズの作詞作曲コンビとして、数々のヒット曲を世に出してきたザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャーズだが、ミック・ジャガーは今と昔の作曲スタイルの違いを語った。
「作曲スタイルは今と昔でかなり違うよ。一緒に曲を作り始めたときは、同じアパートに住んでいたからね。当時は半分の時間もギターを弾いてなかったし、キースのコード進行の上にトップラインを入れるだけだった。そしてたまに彼がメロディを提案してきて、自分が全部の歌詞を書く感じだった。でもそれは昔の話しだし、物事は進化するし、変化もする。
今では自分で曲を作るのが好きだよ。キースとは同じ大陸に住んでいないし、彼はZoomなども使用していないから、Zoom上で一緒に曲を作ることもできない。でもジャマイカで合流して一緒にジャムしたときは、昔と同じだった」
また、ミック・ジャガーはポール・マッカートニーが新アルバムの収録曲「Bite My Head Off」でベースを弾いていることについて、ジョン・レノンと親しい友人だったことを踏まえてコメントしている。
「みんなで同じ部屋でレコーディングしたんだ。私とキースとロニー(ウッド)がギターを弾いて、ポールがベースを弾いていた。とても自然だったし、ポールも落ち着いて楽しそうだった。すぐに完成させることができたよ。ジョン・レノンは私の親しい友人で、彼は辛口で面白く、ウィットに富んで頭のいい人だった。ポールはジョンとは違う人柄で、彼ともずっと友達だった。頻繁に会ったりはしないけど、たまにメッセージを送ったりするし、連絡は取り合っていた」
10月21日に発売されるアルバム『Hackney Diamonds』の1stシングルとなった「Angry」は、10月13日21時からフジテレビ系にて放送される新ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』の主題歌にも決定しており、和訳付きミュージック・ビデオが公開されている。