元々ボーカリストになる予定はなかったとも語る
トム・ヨークがレディオヘッドの『OK Computer』は酔った状態でレコーディングしたと明かす
2023.09.13 17:45
Photo by Adela Loconte/Shutterstock
2023.09.13 17:45
レディオヘッドのボーカル、ギター、ソングライターなどを務めるトム・ヨークが、11月9日に発売されるジェイソン・トーマス・ゴードンによる著書『The Singers Talk』にて音楽活動を開始した当時について語った。
Rolling Stone誌の抜粋によると、成功した歌手のテクニック、スタイル、経験などを紹介する本『The Singers Talk』にてトム・ヨークは本来ボーカリストになる予定はなかったと明かしている。
「自分があまりマイクの前にいるようなキャラクターじゃないと思っていたから、ずっと他の人にボーカルをやってほしいと思っていた。私はクイーンが好きだったんだけど、自分がフレディ・マーキュリーのようになるのは想像できなかった。意外かもしれないけど、ブライアン・メイになることを想像していた。ボーカルをやってくれる人が見つからなかったから、その考えが変わった」
音楽史に大きな影響を及ぼした1997年の大ヒットアルバム『OK Computer』のレコーディングについても、「当時は酔ってないと恥ずかしくてボーカルをレコーディングできなかった。単に酔っ払った人に聴こえるけどね。シラフになるまで破滅的なボーカルレックに何週間も費やしたよ(笑)」とコメントしており、“自分の声”を受け入れるのに時間がかかったとコメントした。
また、トム・ヨークは最も好きなボーカリストとしてエラ・フィッツジェラルド、ニーナ・シモン、スコット・ウォーカー、R.E.M.のマイケル・スタイプ、トム・ウェイツの5人の名を挙げている。