2023.09.08 19:00
2023.09.08 19:00
ホアキン・フェニックス主演、リドリー・スコット監督の映画『ナポレオン』が12月1日(金)より全国公開されることが決定し、日本版予告と新場面写真が解禁された。
本作の舞台は1789年のフランス革命。神経質で冷淡でありながら、天才的な軍事戦略で皇帝にまで上り詰めた英雄ナポレオン(ホアキン・フェニックス)は、最愛の妻ジョゼフィーヌとの奇妙な愛憎関係の中で、フランスの最高権力を手に何十万人の命を奪う幾多の戦争を仕掛けていく。
『ジョーカー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスについて、本作で監督を務めるリドリー・スコットは「これまで一緒に仕事をした中で最高の俳優の一人」と称する。この二人のタッグは、ホアキンがラッセル・クロウ演じるローマの将軍マキシマスと対峙する暴君を演じた『グラディエーター』以来23年ぶりとなる。
また、ナポレオンの妻ジョゼフィーヌは、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のホワイト・ウィドウ役や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』など次々と話題作に出演するヴァネッサ・カービーが演じ、脚本は『ゲティ家の身代金』でもスコット監督とタッグを組んだデヴィッド・スカルパが務める。
公開された予告は、マリー・アントワネットが国民の罵声飛び交う中でギロチン(斬首刑)にかけられるショッキングな映像から始まる。それを冷静に見守る一人の男、フランスの将校ナポレオンは、革命による国内の混乱を鎮め、イギリスやオーストリアから国を守るべく類まれなる軍事戦略でたちまち頭角を現し、皇帝にまで上り詰めていく。さらに、最愛の妻ジョゼフィーヌと共に出席したノートルダム大聖堂での戴冠式で、自らの手で冠を取り上げて被り大いなる野望を描く印象的なシーンも映される。
そして、アウステルリッツとワーテルローという、ナポレオンの戦いの中でも重要な二大戦闘シーンも登場する。フランス国旗を手にした軍隊と数百頭の馬と共に勇ましく指揮を執るナポレオン。ラストにはナポレオンの狡猾かつ冷酷ぶりを伺わせるシーンが描かれる。オーストリアとロシアの連合軍を雪で覆われた氷上に誘い込み、突然大砲を発射。彼らの足元の氷を打ち割り、血まみれになった敵国の兵や馬が氷の割れた湖へと落ちていく。