追加キャストに黃姵嘉、野村周平、バカリズムら7名
上野樹里×林遣都が初共演、映画『隣人X -疑惑の彼女-』chilldspotの主題歌流れる予告解禁
2023.08.30 08:00
©2023 映画「隣人X 疑惑の彼女」製作委員会 ©パリュスあや子/講談社
2023.08.30 08:00
12月1日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開される映画『隣人X -疑惑の彼女-』から、本ビジュアルと予告、追加キャストが公開された。
本作は第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子による同名小説の映画化。上野樹里が7年ぶりに映画主演を務め、林遣都と初共演を果たす。
物語の舞台は、紛争のため故郷を追われた惑星難民Xが溢れた世界。各国がその対処に苦慮している中、いち早く受け入れを発表したアメリカに追随するように日本も受け入れを決定する。しかし、人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか誰も知らない。社会には言葉にならない不安や動揺が広がり、誰もが隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のかかった柏木良子(上野樹里)の追跡を始める。二人は少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭いきれずにいた。良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に真実を見つけ出す。
追加キャストとして発表されたのは7名。良子とともにX疑惑をかけられることになる台湾からの留学生リン・イレン、通称レンを台湾出身の実力派女優・黃姵嘉(ファン・ペイチャ)、レンが働く居酒屋の同僚でミュージシャンとして成功を夢見る仁村拓真を野村周平が演じる。そして笹が勤める週刊東都の編集長・小池を嶋田久作、副編集長・月村祐一を芸人、タレント、脚本家など幅広いジャンルでマルチな才能を発揮するバカリズム、Xの記事のために週刊東都に引き抜かれたフリーのベテラン記者・内田瑛太を川瀬陽太が演じる。さらに良子の母・柏木麻美役を原日出子、良子の父でキーパーソンとなる柏木紀彦役を酒向芳が務める。
また、公開されたビジュアルには正面をまっすぐ見据える柏木良子と一歩引いて彼女を見つめる笹憲太郎が写され、”追う者”と”追われる者”といった二人の関係性が捉えられている。そして二人の間には大きなXの文字が交錯しており、ミステリアスなビジュアルが見る者の想像力をかきたてる。
予告映像では日本政府が惑星難民Xの受け入れを表明する中、「真実を問い詰めたい」という思いとともにX疑惑のある良子に近づく笹が映されている。少しずつ距離を縮めていく二人だが、良子は「わたしがXでも好きになった?」という言葉を発する。核心をつくようなセリフから、映像は急展開となり「あなたは、隣にいる人の本当の姿を知っていますか?」というナレーションとともに、「二転三転する真実」「予想外のラスト」といったコピーが画面におどり、副編集長に詰め寄り激高する笹や、何かを見つけて慌てふためく笹の表情、意味ありげな良子の視線などがサスペンスフルな映像を盛り上げる。
そんな予測不能な本編世界を彩るのが、本作の主題歌「キラーワード」を担当する若き実力派バンド・chilldspot。2020年の高校在学中にデビューしたchilldspotは、ヴォーカルとギターを担当する比喩根のソウルフルな歌声と、その卓越したパフォーマンスで音楽シーンを席巻している。主題歌の「キラーワード」は、比喩根の伸びのある歌声とエモーショナルかつスケールの大きな楽曲となっており、傷ついた心を癒やすように本作をドラマティックに包み込む。