2023.08.18 07:00
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2023.08.18 07:00
全国公開中の映画『バービー』から、グレタ・ガーウィグ監督と高畑充希の特別対談映像が公開された。
日本に先駆け全米公開を迎えた本作は、週末3日間の興行収入1.55億ドル(約218億円)を記録し、2023年に公開されたすべての映画でNo.1となるロケットスタートを切った。その後も勢いはとどまらず、週末の興行成績は4週連続のNo.1を記録し、全米での興行収入は、歴代のワーナー・ブラザース映画の中で第1位となる快挙を成し遂げている。日本でも週末の興行収入が3日間で1.9億を突破し、週末公開作品の中で堂々の1位を記録した。
大ヒットを受けて解禁された映像で監督のガーウィグと対談した高畑は、監督の大ファンで吹き替え版でバービーの声優を務めた。ガーウィグ監督が初来日した際に実現したこの対談では、気になるシーンの裏側や監督が映画に込めた思い、初公開エピソードなどを映画の貴重なメイキング映像と共に展開している。
世界中の誰もが知るバービーの映画化だからこそ、「バービーのポジティブな部分と複雑な部分を両方引き出そうと考えた」というガーウィグ監督。すでに多くの観客が感じているように、高畑も「私たちの知っているバービーは可愛い人形のバービーだから、あそこまで深いストーリーを受け取れると想像せずに映画を観たので、ものすごく感動しました」と、本作に強く心を打たれた様子。CGではなく実際に巨大なセットを作り、圧倒的な完成度で世界中の観客を魅了している“バービーランド”の造形については、ガーウィグ監督は「幼かった頃おもちゃや人形で遊んだ時に触れるということがすごく大切だったから、スクリーンを観ていても触りたくなって手を伸ばしたくなるようなものにしたかった」と強い思い入れを語っている。
バービーが住むドリームハウスや町並み、ビーチの砂までピンク尽くしのセットでは、「みんなセットに足を踏み入れると『はっ!』としていて、演者だけでなくスタッフもマジカルな感覚になれました」と、誰もが笑顔で撮影に臨んでいたことを監督は明かしている。高畑もそんな素晴らしいビジュアルに魅了された一人で、「バービーランドの世界観から受け取った感覚は、今まで映画の中で観たことも、感じたこともない感覚でした」と唯一無二の美しさを大絶賛。“バービーランド”は美術のサラ・グリーンウッド、衣装のジャクリーヌ・デュラン、撮影のロドリゴ・プリエトという超一流クリエイターたちと一年以上ディスカッションして作り上げられた。
早くもキャリア史上最高の演技と絶賛の声も多い、主人公のバービーを演じたマーゴット・ロビーと、ケンを演じたライアン・ゴズリングについて、ガーウィグ監督から初公開となるエピソードも。「本当にライアンもマーゴットも大好き」と語る監督は、初めて二人とリハーサルした時を振り返り、「二人ともすごくチャーミングで笑えて、これで絶対うまくいくと確信出来ました」と早い段階で手応えを感じていたという。「特にライアンがすごくケンとコミットしていて、めちゃくちゃシリアスに向き合っていたんですね。私はもう笑いが止まらなくて、それはすごく覚えています」と、コミカルなだけでなく複雑な感情を内包したケンを繊細にかつ大胆に演じ切ったゴズリングを大絶賛した。
さらに本作での最後の撮影が人間世界のバス停でのシーンであることも明かし、そこで彼らと夢について話したと語る。「実は二人ともものすごいビビットな夢を見るタイプで、そのときにそれぞれ夢の内容を話してくれたんですが、その内容が美しくて。素敵な夢の生活を送っているんだなと思うとともに、そんな才能溢れる彼らが夢の話を私とシェアしてくれているなんて、自分はなんてラッキーなんだろうと思ったのを覚えています」と優しい笑顔で語っている。そのほかにも、「バービーランドと人間世界、それぞれのテーマは?」「ケンの仕事である“ビーチ”とはどういう意味?」「予想外の展開が待ち受けるこのストーリーを選んだ理由は?」「女優としても活躍するグレタが、監督をすることで変わったことは?」など、さまざまなテーマで対談が展開。また、本映像には笑顔でカチンコを鳴らすロビーや、ピンク尽くしのセットの中でスタッフと笑い転げたり、ナレーションを担当したヘレン・ミレンを演出するガーウィグ監督など、貴重なオフショットも多数収録されている。