クドカン脚本で描かれる新たな“愛すべき憎まれキャラ”に
『1秒先の彼』岡田将生が“見た目100点、性格0点”の主人公を演じる本編映像が公開
2023.06.29 17:00
©2023『1秒先の彼』製作委員会
2023.06.29 17:00
7月7日(金)より全国公開される岡田将生と清原果耶のW主演映画『1秒先の彼』から本編映像が公開された。
監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグを組んだ本作は、京都を舞台に何をするにも人より1秒早いハジメ(岡田将生)と1秒遅いレイカ(清原果耶)の“消えた1日”を巡る物語。脇を固めるのは、荒川良々、羽野晶紀、加藤雅也、福室莉音、片山友希、しみけん、松本妃代、伊勢志摩、柊木陽太、加藤柚凪、朝井大智、山内圭哉ら個性豊かな俳優陣。先日惜しくも他界した笑福亭笑瓶が、ハジメが聴いているラジオ番組のDJとと写真店店主の一人二役として出演している。
解禁されたのは、岡田将生演じる“見た目100点、性格0点”のハジメの魅力が切り取られた本編映像。脚本を務めた宮藤官九郎と監督の山下敦弘のラブコールで主人公のハジメ役での出演が決まった岡田。2人の岡田への愛情は大きく、宮藤は「企画会議で『ヒロインが岡田くんなら、それもアリですね』と答えました。岡田君には不思議な“ヒロイン感”があると思ったのと、郵便局の窓口に岡田くんが不満げな顔で座っている様が容易に想像できたからです」と唯一無二の岡田の魅力を語り、山下監督も「脚本が岡田将生の魅力を最大限に引き出しているので、皆様お楽しみください」と、クドカン脚本と岡田の相性の良さを認めている。そんな2人が岡田のために“残念なイケメン”というキャラクター設定を用意した。
公開された本編映像では、ハジメが勤務する郵便局の同僚である小沢(伊勢志摩)と元恋人のエミリ(松本妃代)が、昼休み中唐突にハジメをディスり始める。「なんでなんで?なんで(ハジメと)別れたん?」とエミリに詰め寄る小沢。エミリが「皇(すめらぎ)さんて、見た目100点じゃないですか」と答えると「性格0点やけどな!」と小沢がすかさず付け足す。その会話を同じ部屋で聞かされているハジメは「あの、いますよ。僕」と存在を主張する。これまで、映画『謝罪の王様』やTVドラマ『ゆとりですがなにか』のクドカン作品でも、イケメンなのになにかが違う残念なキャラクターを好演してきた岡田。その“クドカン節”に見事順応している様子が伺える。