2023.06.08 09:08
KREVAが、2023年一発目の新曲として青森の夏祭り”ねぶた”とのコラボレーション曲「ラッセーラ」を6月9日に配信リリースする。
KREVA CONCERT TOUR 2023「NO REASON」と題したツアーを6月から7月にかけて仙台、大阪、横浜の3都市で緊急開催をするKREVA。他にも多数のフェスやイベントへの出演を既に発表しており、先日も渋谷の屋上庭園で開催されたオンラインライブ「Technics presents “Connect” Online Live at SHIBUYA」のパッケージ化が発表されたばかり。2023年も精力的に活動を続けている。
「ラッセーラ」は青森市のダンスへの取り組みを盛り上げたいという思いを受け、KREVAがそれを応援するかたちで制作された。もともと青森はKREVAにとって自身の出生地であり(母親が弘前市出身)、大切な音楽パートナーであるSONOMIや熊井五郎の出身地でもある縁深い街。祭囃子が大胆にサンプリングされた本楽曲は、斬新なトラックにも関わらずキャッチーな楽曲になっており、2023年1月21日に東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京」(青森ナイト)にて青森市観光大使BLUE TOKYOのメンバーと青森出身のダンサーたちにより初披露されていた。
これから祭りが始まるという予感を駆り立てる弦楽器とビートが混ざり合うイントロから、KREVAのアグレッシブなラップがスピット。KREVAは本楽曲のトラックメイクにおいて、数種類ある“ねぶた”のお囃子のひとつである“進行”を大胆にサンプリングしループを組んでいる。“ねぶた”の熱狂をダイレクトに連想させる篠笛の音色が駆け回り、そのループを軸にしつつ巧妙なコードチェンジとともに放たれていくラップは、青森や“ねぶた”にまつわるワードを絡めながら“王者であると同時に終わりなき挑戦者”としてのマインドを示しており、国内有数の伝統と規模を誇る“ねぶた”に敬意を払いながら、KREVAの純然たる新曲としてスケール感を湛えた楽曲となった。
“ねぶた”は新型コロナウイルスによる影響で、全国の祭りが中止を余儀なくされる中で2020年と2021年は開催できなかった。2022年には3年ぶりに開催されたが、パンデミック以降の新しい祭りのあり方が本当の意味で現実のものとなるのは2023年の夏からと言える。このタイミングでKREVAが完成させた「ラッセーラ」は、地元の人々に歓喜のアンセムとして受け入れられるだけではなく、2023年の夏を生きる様々なリスナー心に火を灯しエンパワーメントする胆力を誇っている。