© 2023映画『⼤名倒産』製作委員会
2023.05.19 15:00
6月23日(金)より全国公開される神木隆之介主演映画『大名倒産』から、本日30歳を迎えた神木の特別映像が公開された。
原作は、ベストセラー作家・浅田次郎の傑作時代小説『大名倒産』(文春文庫刊)。本作が時代劇初主演となる神木のほか、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、小日向文世、宮﨑あおい、浅野忠信、佐藤浩市など日本映画界を代表するキャストが集結した。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『そして、バトンは渡された』などの前田哲が務める。
今回公開されたのは、神木隆之介のキュートな表情を詰め込んだ特別動画。⾃分は徳川家康の⼦孫だという衝撃の事実を告げられ思わず⼤きな声をあげる姿や、藩が巨額の借⾦を抱えていることを知り⻘ざめる姿など、⼩四郎のさまざまな表情が切り取られている。「無理だよぉ〜︕」と半泣きでうろたえる姿や、「申し訳ございません︕︕」と必死に謝罪し焦り顔を浮かべる表情など、殿になった途端ピンチに⾒舞われる⼩四郎の様⼦が次々と映し出される⼀⽅、仲間たちと笑顔を浮かべる姿も垣間⾒える。
愛嬌溢れる変顔を惜しげもなく披露している神⽊だが、⼩四郎の魅⼒について 「真⾯⽬すぎて、冗談を真に受けるようなところもありますが、誠実なヤツですよね」と表現する。⼩四郎を演じるにあたり「“⾺⿅だなあ、こいつ”って思ってもらえるような役になればいいなと。撮影前、監督と『映画を観てくれる⽅が元気になってくれたら嬉しいよね』と話していました。現場でもクスッと笑えるところを⼊れていけたら」と意気込みを語っていたが、そんな⾔葉通り、借⾦返済に奮闘する新しい“お殿様”をコミカルに、そして若きリーダーとしての葛藤や成⻑を丁寧に表現している。
このキャスティングについて、前⽥哲監督は「観る⼈が親近感を抱く、等⾝⼤の配役」を意識したと明かしている。「原作を読んでいるときから(⼩四郎役には)神⽊さんしか思い浮かばなかった。作品のテーマを背負う重厚さと同時に、現代からタイムスリップしたような軽やかさも兼ね備えていて。撮影中も、川に⾶び込んだ後の『お⽔飲んじゃったよ〜』など、脚本にはないさりげない⼀⾔で、そこに⽣きている感じをナチュラルに出せる、プロフェッショナルな姿に感動しました」と太⿎判を押した。