(提供:https://twitter.com/theweeknd)
2023.05.09 19:45
今年の2月にSpotifyで月間リスナー1億人を突破した史上初のアーティストになったザ・ウィークエンド。2019年にリリースされた「Blinding Lights」は2022年10月までBillboard Hot 100最長チャートイン記録を保持し、楽曲「Save Your Tears」は同年に最も売れたシングルになり、今では世界で最も聴かれているアーティストだが、俳優活動について語った。
ザ・ウィークエンドは6月4日に公開される『The Idol』にて、ポップスターである主人公ジョセリンを導く現代カルト教団リーダーのテドロスを演じている。彼はテドロスを演じることについて、先日登場したカルチャー誌W Magazineのインタビューにて以下のように答えている。
「ザ・ウィークエンドという服を脱いで、テドロスのウィッグを被って、ジョセリンと撮影して、またザ・ウィークエンドに戻らないといけなかったんだ。2つのキャラクターを行き来するのは難しかったよ。コンサートの後、声が出なくなってしまったんだ。
今まで一度もそんなことは起こったことがなかった。僕の持論だけど、歌えないテドロスというキャラクターを演じていたから、歌い方を忘れてしまったんだと思う。考えすぎかもしれないけど、恐ろしかった。ザ・ウィークエンドとしては、どんな状況でもライブを飛ばしたことはなかった。インフルでもライブをしたことあるし、僕は死ぬまであのステージに立つつもりだ。でもあのとき、何かとても複雑なことが起きていた」
『The Idol』の撮影とザ・ウィークエンドとしてのアーティスト活動を並行するなかで、声が出なくなったタイミングがあったと語るザ・ウィークエンド。彼はザ・ウィークエンドというペルソナを引退させ、本名のアベルとして活動する日がくるとも予想している。
「今とてもカタルシスを感じてる。ザ・ウィークエンドという章を閉じる準備ができている。まだ音楽は作り続ける。もしかしたらアベルとして。ザ・ウィークエンドとして続けるかもしれないけど、いつかはザ・ウィークエンドを辞めようと思っている。生まれ変われるように脱皮しようとしているんだ」
ザ・ウィークエンドがプロデュースと主演を務めた『The Idol』の予告編は以下から見ることができる。