2023.05.09 17:45
エド・シーラン
2023.05.09 17:45
5月5日に6thアルバム『−(サブトラクト)』をリリースしたエド・シーラン。妻の病気や親友の急逝など、悲しみや困難を家族で乗り越える日記のようなアルバムとして制作された今作だが、エド・シーランがポップスターとしての苦悩について明かした。
先日ニュース番組CBS Sunday Morningに出演したエド・シーランは、自身の精神的苦悩を描いたDisney+ドキュメンタリー『The Sum of It All』について「ステージ上で11万人の前に立っている私は、不安と鬱を抱えている私と同じではない」と述べ、作品に対するレビューは気にしないが世間はポップスターをもっとリスペクトするべきとも発言している。
「前は成功しようと必死だったから、レビューとかを気にしていた。でも全員にとって特別な存在にはなれない。僕は世間から常に愛されている存在ではないとは思うんだけど、ポップスは他のどのジャンルよりも作るのは難しいと思うんだ」
コード進行などが限られているなかでキャッチーな曲を作るのは、世間が思っている以上に難しいとエド・シーランは語った。彼は2014年のヒット曲「 Thinking Out Loud」にて、マーヴィン・ゲイの「Let’s Get It On」のコード進行とリズムを盗作したとして2016年に告訴されていたが、先週著作権侵害にはあたらないとの判決がくだされていた。彼は勝訴について以下のようにコメントした。
「ポップスに大体使用される4つのコードがある。数学的に考えて、他の曲とコード進行が同じになる可能性は高い。他にも同じ4つのコードを使用した曲は何個もあるし、これから生まれるポップス曲でもそれを聴くことになる。私は頻繁に使用される4つのコードを使用しただけだ」