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絶賛された本人が特に喜ばない理由を語る

ジェイ・Zが“最もスマートでクリエイティブ”と絶賛したラッパーは?

2023.04.04 17:00

ジェイ・Z

2023.04.04 17:00

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Billboard誌が選ぶ「最も偉大なラッパー」リストにて、1位に選出されたジェイ・Z。彼のラッパー、そしてビジネスマンとしての功績は計り知れず、ソロアーティストとしてリリースした14枚のアルバムが全米1位を獲得している。2008年にはエンターテイメント/スポーツ・エージェンシー〈Roc Nation〉を創設しており、数々のビジネス展開によってヒップホップで最も稼いだアーティストになった。そんなジェイ・Zがロサンゼルスのロングビーチ出身のラッパー、ヴィンス・ステイプルズを絶賛したことが話題になっている。

ポッドキャスト「Rap Radar」の最新回に登場したヴィンス・ステイプルズ。「Rap Radar」のホストであるB. Dotは、「君に隠さず正直に言うけど、君のアルバムを聴けって言ってきたのはジェイ・Zだったんだ。彼は君のアルバムが“美しい”と言っていて、君のことを最もスマートで、最もクリエイティブなラッパーのひとりだと言ってた」と、ジェイ・Zがヴィンス・ステイプルズを絶賛していたと明かした。

ジェイ・Zに絶賛されたヴィンス・ステイプルズだが、最新作『Ramona Park Broke My Heart』がファンによって「ヴィンス・ステイプルズっぽくない」と批判されたことについて以下のようにコメントした。

「自分の音楽を絶賛する人の意見を気にしないのであれば、自分の音楽に対する批判も気にしないのが俺にとっての公平だ。誰もが意見を持つ権利がある。自分が作ったものを世界に出して、何かを売っているのであれば、人々に気に入らないと言われてもしょうがない。気に入られるために音楽をやっているわけじゃないし、人にどう思われるとかはどうでもいい。とりあえず“聴いてくれてありがとう”ってことぐらいしか感じないよ」

自分の音楽に対する意見を基本的に気にしておらず、批判も気にしないのあれば絶賛も気にしないと語ったヴィンス・ステイプルズ。2022年にリリースされた「Ramona Park Broke My Heart」は、全米アルバムチャート21位にチャートインしていた。

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ヴィンス・ステイプルズ

アーティスト情報

カリフォルニア州、コンプトン出身。当時ロサンゼルスで活躍していたOdd Futureクルーとの交友がラップを始めるきっかけとなる。2011年末にネット上でデビュー・ミックステープ「Shyne Coldchain Vol. 1」を公開し、2013年には以前より親交のあったラッパーMac Miller全面プロデュースによるミックステープ『Stolen Youth』をVince Staples&Larry Fisherman(Mac Miller)名義でリリース。その後、Mac Millerのツアーのサポートアクトを務める。2015年にはメジャー・デビュー・アルバム『Summertime ’06』を発表し、ビルボードR&B/ヒップホップ・チャートで3位まで上昇、多くの年末特集で2015年のトップ・アルバムの1枚として選ばれている。また収録曲の「Norf Norf」の総再生数は3億回を超えるヒットとなった。2017年に2ndアルバム『Big Fish Theory』を発表。この作品にはBon Iver、Kilo Kish、Juicy J、Damon Albarn、Kendrick Lamar、Sophie、Flume、Rick Ross、A$AP Rocky、Ty Dolla $ignらが参加し、ビルボード200、トップR&B/ヒップホップ、ラップのアルバムチャートでトップ20にランクインするなど、高い評価を得た。その後、映画『ブラックパンサー』のサウンドトラックで、チャート上位にランクインしたGorillazの楽曲「Ascension」と「Opps」に参加した。2018年の11月には3rdアルバム『FM!』をサプライズリリースし、日本のグラフィック・デザイナーVerdyによるジャケ写を起用した事でも話題となった。翌年2019年に“FUJIROCK 2019”へ出演をして、来日を果たした。同年、“Vince Staples Show”というシングルに伴ったYouTubeシリーズの映像作品を公開。これらはすべて自身のオンラインストリーミングシリーズ「The Vince Staples Show」に収録されている。2021年、セルフタイトルの4thアルバム『Vince Staples』を7月にリリースした。Vince Staplesらしいスマートなリリシズムと独創性を発揮したこの作品は、これまでの作品の中で最も内省的なアルバムとなった。

(引用)

ジェイ・Z

アーティスト情報

本名ショーン・カーター、NYブルックリン出身。 幼い頃から生活保護を受け、11才のときには父親が家を出るという厳しい環境に育ち、十代から自然とラップに目覚めるが、ストリートでサヴァイヴしていく上で音楽からは離れた生活を余儀なくされる。26才のときに至近距離から撃たれたことを境にラップに再挑戦。当時はまだ無名に近かったクラーク・ケントの紹介でデイモン・ダッシュと出会い、共同でRock-A-Fellaレコードを設立、96年に1stアルバム『リーズナブル・ダウト』(全米23位)、97年2nd『イン・マイ・ライフタイム Vol.1』(全米3位)と着実にステップアップ。98年の3rd『イン・マイ・ライフタイム Vol.2(Vol.2 Hard Knock Life)』で初の全米1位を獲得すると、99年4th『Vol.3ライフ&タイムス・オブ・ショーン・カーター』(全米1位)、2000年5th『ザ・ダイナスティ・ロッカラ・ファミリア』(全米1位)と着実にリリースを重ね、2001年9月11日(奇しくもNY同時多発テロ事件当日)に6thアルバム『ザ・ブループリント』(全米1位)を発表する。2002年には初のアンプラグド盤=『ジェイ・Z・アンプラグド』をリリース。同年11月、直前に2枚組となった7th『ザ・ブループリント2-ザ・ギフト&ザ・カース』(全米1位)を発表し、名実共にラップ界の頂点に立つが、2003年突如ラッパーとしての引退を表明。“最後のアルバム”として発表した8th『ザ・ブラック・アルバム』は当然の如く全米1位となった。その後デフ・ジャム・レーベルのCEOの座に就いたジェイ・Zは、音楽界のエグゼクティブとして活躍する傍ら、R.ケリーとの共作『アンフィニッシュド・ビジネス』やリンキン・パークとのコラボ作『コリジョン・コース』等をリリースし大成功に導く。2006年にはアーティスト活動を再開することを発表し、11月に復帰作の9th『キングダム・カム』(全米1位)で華々しく復活を遂げる。2007年には映画『アメリカン・ギャングスター』に連動した同名を発表。2008年にはデフ・ジャムを離脱することを発表し、ライヴ・ネイションとのジョイント・ベンチャーとして自身の新会社=ロック・ネイションを設立し音楽界に衝撃を与えた。2009年には10th『ザ・ブループリント3』(全米1位)を心機一転Atlantic/Warner Music配給で9/11にリリース。アルバムからの「エンパイア・ステイト・オブ・マインド(feat. アリシア・キーズ)」は世界的に大ヒット、シングルでも全米1位に輝く。翌2010年にはサマーソニック2010のヘッドライナー出演のため、久しぶりの来日を果たす。実業家としてもナイトクラブ40/40の経営の他、ニュージャージー・ネッツの共同オーナーを努めたり、ハイレゾ音楽配信サービス=Tidalを買収するなど多忙を極める傍ら、2013年、12th『マグナ・カルタ・ホーリー・グレイル』、2017年には『4:44』をリリースするなどアーティスト活動も積極的に推進。私生活では2008年にかねてから交際していたビヨンセと結婚、世紀のビッグカップルとして話題に。アーティスト、実業家、そして世界で最も影響力のあるカップルの1人、など多くの顔を持つジェイ・Zは、ヒップホップ文化が生んだ最も大きな存在として絶大な影響力を誇っている。

(引用)https://www.universal-music.co.jp/jay-z/biography/

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