偉大なロックギタリスト1位に選ばれたことにコメント
ブライアン・メイのお気に入りギタリストは?ジェフ・ベックからカート・コバーンまで挙げる
2023.03.29 18:10
Brian May Reacts to Being Named the Greatest Guitarist by Guitar World
2023.03.29 18:10
1973年にデビューし、世界中で3億枚ほどのセールスを誇るロック・バンド、クイーン。近年は映画『ボヘミアン・ラプソディ』なども話題になり、世代を超えて愛されるアイコニックなバンドだが、先日ギタリストのブライアン・メイがTotal Guitar誌の「最も偉大なロックギタリスト」のリストの1位に輝いた。
ブライアン・メイは、ラジオ局SiriusXMの人気番組Howard Stern Showの最新回に出演した際に、1位になったことを以下のようにコメントしている。
「ギターの良いところは、全員が違うスタイルを持っているから、正直あまりランキングにすることはできないことだ。もちろん私にとってのお気に入りのギタリストもいるけどね。でもみんなが私をそう思ってくれることに笑顔が止まらないし、愛に溢れた気持ちだよ。
もちろん私が何百万人といるギタリストのなかで1位じゃないことはわかってるし、私がどう頑張っても弾けないようなものを弾いている人たちもいる。例えばヌーノ・ベッテンコートを聴くと、その美しさと難しさに私は笑顔になるしかない。私たちは全く違うギタリストで、競争もしていないから、彼のフレーズが弾けなくても気にはならない。彼のことが好きだし、彼がやっている音楽が好きだ。ジェフ・ベックもそうだし、ヴァン・ヘイレンもそうだ。一緒に仕事もしたことあるし、素晴らしい体験だった。彼が弦を弾く度に、私は衝撃で口を開いていた。美しかったよ。
素晴らしいギタリストは多くいる。スティーヴ・ヴァイは壮大で美しい。もちろんエリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックスは今でも私のヒーローだよ。それは変わらない。私にとってジェフ・ベックはとても特別で、常に想像外のことをやってくる」
数々の素晴らしいギタリストの名前を挙げたブライアン・メイ。また、彼はカート・コバーンのような“テクニカルではない”ギタリストなども称賛している。
「私はギタリストがスキルを証明する必要はないと思っている。競争ではないし、カート・コバーンがいい例だよ。あまりテクニカルなことはやらないし、彼はテクニカルになるために時間を費やしたわけじゃない。でも彼は最高のギター・ミュージックを私たちに与えてくれた。だからテクニックが全てではないんだ。何を感じて、どのようにしてその感情をギターに注ぎ込むかが重要なんだ」