Bezzy[ベジー]|アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

アーティストをもっと好きになるエンタメメディア

NEWS

できるだけ長くツアー活動は続けたいとコメント

アイアン・メイデンのスティーヴ・ハリスが今後の活動と引退について語る

2023.03.13 17:30

Legacy Of The Beast Tour - May 26, Tallinn, Estonia - Photo: John McMurtrie

2023.03.13 17:30

全ての画像・動画を見る(全2点)

世界で最も著名なハードロック/ヘヴィ・メタルバンドの一つで、1980年代初頭から「NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)」の代表格として讃えられているアイアン・メイデン。1975年から活動するベテランバンドだが、リーダーでありベーシストのスティーヴ・ハリスが今後の活動について語った。

先週Classic Rock誌に登場したスティーヴ・ハリスは、2021年にリリースした17枚目のアルバム『Senjutsu』以降アルバム制作をするかわからないと明かしている。

「どうだろうか。今はとりあえずできるだけツアーをしたい。もし半引退したとしても、アルバムは制作できるしね。そのときにならないとわからないね。昔は15枚アルバムを作れたらいいなと思っていたけど、それを超えてしまった。ここからは下り坂だろ? でもメンバー全員は、今まで以上に活動を楽しんでいる。もしかしたら終わりが見えているからかもしれない。あまり考えないようにしているけど、全員が楽しめることをできるだけ長く続けたいと思っている。

活動をできなくなるときはいつかくるし、考えたくもない。可能なときに、できるだけのことを詰め込むだけだ。みんな歳を取るし、私たちにできるのは笑って、ビールを飲んで、昔の楽しかった記憶を思い出すだけだ。悲しんでもしょうがないし、人生は祝うためにある」

現在、アルバム制作の予定はないと語ったスティーヴ・ハリス。67歳になった彼は、今はサイドプロジェクトのBritish Lionとしての活動と、週に一回のサッカーにも勤しんでいるようで、なるべく長いこと活動を続けたいとコメントした。また、もし最後のアルバムを作るとしたら、今までのアイアン・メイデンのサウンドとは違うものを作りたいとも明かした。

全ての画像・動画を見る(全2点)

アイアン・メイデン

アーティスト情報

1975年にロンドンで結成、80年代初頭に起こったニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル・ムーヴメント(NWOBHM)を牽引し、80年代後半から90年代のメタル・ブームの立役者としてシーンに多大なる影響を与え、新世紀に入ってからもヘヴィ・メタル最大のアイコンとしてシーンに君臨し続ける、最も成功したメタル・バンドがこのアイアン・メイデンだ。

1980年に発表したデビュー作『鋼鉄の処女』を発表して以降、15枚のスタジオ作品と11枚のライヴ作品、その他ベスト・アルバムやボックス・セットなどを発表し、累計アルバム・セールスは9,000万枚を超え、ケラング!アワーズやメタル・ハマー・アワーズといったメタル系の賞はもちろんのこと、グラミー賞やブリット・アワードといったジェネラルな音楽賞も合わせおびただしい数の賞を受賞している。

オリジナル・ヴォーカリストであったポール・ディアノが『鋼鉄の処女』(80年)『キラーズ』(81年)の2枚のアルバムを発表した後に脱退、その後ブルース・ディッキンソンをヴォーカルに迎え、82年に3rd『魔力の刻印』を発表、この作品は全英1位に輝き、その後の快進撃に続いていく。83年には『頭脳改革』、84年に『パワースレイヴ』、86年に『サムホエア・イン・タイム』、88年に『第七の予言』とコンスタントの作品を発表、名実ともに「ヘヴィ・メタル」の最強バンドとしての地位を築き上げる。その後も90年に『ノー・プレイヤー・フォー・ザ・ダイイング』、92年に『フィア・オブ・ザ・ダーク』を発表、その人気と実力を揺るぎないものとするが、ここでブルース・ディッキンソンがバンドを脱退、シーンに大きな衝撃を与えた。

その後バンドはブレイズ・ベイリーを新たなヴォーカリストに迎え、95年に『Xファクター』を、98年には『ヴァーチャルXI』を発表するが、ブルース在籍時の勢いはなく、しばしの低迷期を迎える。

新世紀を迎える頃、ブルース・ディッキンソンとギタリストのエイドリアン・スミスが復帰し、トリプル・ギター編成となったバンドは、2000年に『ブレイヴ・ニュー・ワールド』、03年には『死の舞踏』、06年に『ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス~戦記』とコンスタントに作品を発表し、新旧メタル・ファンを熱狂させ、ファンの世代交流を現実のものにする存在へと登り詰めていく。10年に発表した『ザ・ファイナル・フロンティア』は全英のみならず世界各国で1位を記録、全米でも4位、日本でも総合チャートで5位を記録し、その凄まじい人気を見せつけた。15年には16枚目のアルバムとなる『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ~』をリリース。2週連続で全英1位、日本でもオリコン洋楽チャートで1位を記録、翌年4月には両国国技館公演で来日、公演日2日間とも即日完売の大盛況に幕を閉じた。18年にはワールド・ツアー「レガシー・オブ・ザ・ビースト」をスタート、これまで10年以上ライブ・パフォーマンスされていなかった楽曲を織り交ぜたプレイリストに世界中を熱狂の渦に巻き込んでいる。

RANKINGランキング

RELATED TOPICS関連記事

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram

COLUMN & SPECIAL連載&特集

ALL SERIES

RANKINGランキング

OFFICIAL SNS

  • Twitter
  • instagram