理想的な年下彼氏の一面とミステリアスで冷たい一面を捉える
『サイド バイ サイド 隣にいる人』坂口健太郎の謎が深まる場面写真が公開
2023.03.12 12:00
©2023『サイド バイ サイド』製作委員会
2023.03.12 12:00
4月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開される坂口健太郎の主演映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』から場面写真が公開された。
『サイド バイ サイド』=「隣同士で/一緒に」という題名を冠された本作は、リアルとファンタジーが混在する「マジックリアリズム」が息づく物語。『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)をはじめ、行定勲と数々の作品を作り出してきた伊藤ちひろがオリジナル脚本を書き下ろし、監督も務めた。
美術・装飾スタッフ出身である伊藤監督の感性が光る詩的な映像世界で坂口健太郎が演じるのは、不思議な力を持ち、傷ついた人を癒す⻘年・未山。また、かつて起きたある事件がきっかけで未山の前から姿を消していた元恋人・莉子を乃木坂46からの卒業発表後初の映画出演となる齋藤飛鳥が演じるほか、未山と共に生活を共にしている看護師の恋人・詩織に市川実日子、未山の高校時代の後輩であり、ミュージシャンとして活動している草鹿に浅香航大、詩織の娘・美々(みみ)に磯村アメリといった、構成的なキャストが名を連ねる。
目の前に存在しない“誰かの想い”が見える⻘年・未山(坂口健太郎)。その不思議な力で身体の不調に悩む人や、トラウマを抱えた人を癒やし、周囲と寄り添いながら、恋人の詩織(市川実日子)とその娘・美々(磯村アメリ)と静かに暮らしていた。 そんな彼はある日、自らの“隣”に謎の男(浅香航大)が見え始める。これまで体感してきたものとは異質なその想いをたどり、遠く離れた東京に行きついた未山。その男は、未山に対して抱えていた特別な感情を明かし、更には元恋人・莉子(齋藤飛鳥)との間に起きた“ある事件”の顛末を語る。 未山は彼を介し、その事件以来一度も会うことがなかった莉子と再会。自らが“置き去りにしてきた過去”と向き合うことになる。やがて紐解かれていく、未山の秘密。彼は一体、どこから来た何者なのか。
解禁された場面写真では、坂口演じる主人公・未山の恋人の詩織(市川実日子)が優しい視線を投げかけながら未山のパーカーで手を拭き、穏やかな時間を過ごしている二人の様子を捉えている。語り掛ける詩織とそれを優しく受け入れる未山の、親密であたたかな空気に包まれた恋人同士が時を過ごす姿は、未山くんの理想の“年下彼氏”像を表した一枚となっている。一方の、もう一枚の写真では、未山とかつての恋人・莉子(齋藤飛鳥)が暗い部屋の中で仰向けになっており、共にうつろな表情で天井を見上げ、二人の視線は重ならない。淡いパーカー姿とは打って変わって、黒いTシャツ姿で、もう一枚の写真とは同一人物とは思えないような未山。この二人はどんな関係だったのか謎が深まる一枚となっている。
詩織と莉子、異なるタイプの2人の女性と恋人関係になるが、その彼女の存在によって、鏡のように違う面を見せる未山。彼は果たしてどんな秘密を抱え、何者なのか。そこに存在しない“誰かの想い”が見える不思議な力を持ち、人々を癒す⻘年・未山。誰も知らなかった彼の秘密が明らかになっていくとき、思いがけないラストが訪れる。