草野マサムネと広瀬すずのコメントが到着
スピッツの主題歌が初解禁『水は海に向かって流れる』予告編公開 全キャストも明らかに
2023.03.13 05:00
©2023 映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社
2023.03.13 05:00
6月9日(金)より全国公開される広瀬すず主演映画『水は海に向かって流れる』から、予告編が公開された。
広瀬演じる26歳のOL・榊さんと高校生の直達を中心に、曲者揃いのシェアハウスの日常を描く本作。監督を『そして、バトンは渡された』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などを手掛けた前田哲が務める。主人公の榊千紗役の広瀬は、クールで感情を表に出さない大人の女性を繊細に演じ、新たなステージに挑む。
榊さんに淡い想いを寄せる直達役には若手俳優・大西利空。シェアハウスで暮らすメンバーの中心人物で、直達の叔父・茂道(通称:ニゲミチ)役には高良健吾。シェアハウスのムード―メーカーとも言える女装の占い師・泉谷には戸塚純貴。直達に想いを寄せる同級生・楓役には當真あみ。さらには、勝村政信、北村有起哉、坂井真紀、生瀬勝久らが会話劇を盛り上げる。
今回公開された映像は、榊さんと直達がカレーを頬張る食卓の風景から始まる。進学のために叔父・茂道の家に居候することになった直達だったが、そこはまさかのシェアハウス。そこに住む茂道と泉谷、大学教授の成瀬(生瀬勝久)、いつも不機嫌そうにしているが気まぐれに美味しいご飯を振る舞う榊さんと直達の同級生で泉谷の妹・楓も混ざり、想定外の共同生活の模様が映し出される。「別に……」「何?」「聞いてないけど……」「よう、知らんけど」といつもツンとクールな榊さんに淡い想いを抱き始める直達は「榊さんって彼氏とかいるんですか?」と直球の質問を投げかけるが「私、恋愛しないので」とはっきり言い放たれてしまう。
成瀬の「千紗ちゃんは16歳のまま時間が止まってる」という意味深なひと言や、榊さんの「恋愛はいつか終わるんだよ」という言葉。彼女はなぜ笑わなくなってしまったのか。直達のまっすぐな想いが彼女の止まった時間を動かしていくのか、2人の未来を見届けずにはいられない映像となっている。
映像を彩るのは、スピッツが本作のために書き下ろした主題歌「ときめき part1」。ボーカルの草野マサムネは「世の中ポジティブシンキングだけでは乗り切れないよなぁ、そんなことを考えさせられる、心に残るというより“心に引っかかる”お話です。それでもやっぱり障壁を乗り越えて、出会いの「ときめき」を大事にしたい。なのであえてポジティブな曲を作ってみました」と語る。スピッツと広瀨のタッグはNHK連続テレビ小説『なつぞら』ほか、映画主題歌やCMなど含め実に4度目となる。そんな広瀨は今回の楽曲について「嬉しく、ご縁があるなと思いました。大人なんだけど大人じゃない。子供なんだけど子供でもない。絶妙なポジションにいる榊さんの中の、からまった糸がほぐれていくような印象を受けました」とコメントしている。
合わせて公開されたポスタービジュアルには、海をバックに儚げで柔らかな表情の榊さんが切り取られている。また、榊さんと彼女を憧れのまなざしで見つめる直達との“年の差2ショット”と、2人を取り巻くシェアハウスの面々の家族写真のような1枚も写されている。
なお、3月17日(金)よりムビチケカードが発売されることも決定。数量限定で、ビジュアルを使用したオリジナルクリアファイルも付いてくる。
スピッツ 草野マサムネ コメント
世の中ポジティブシンキングだけでは乗り切れないよなぁ、そんなことを考えさせられる、心に残るというより“心に引っかかる”お話です。
それでもやっぱり障壁を乗り越えて、出会いの「ときめき」を大事にしたい。なのであえてポジティブな曲を作ってみました。
元気なイメージの広瀬すずさんが今回は翳りのある役というのも楽しみです。
広瀬すず コメント
映画が完成した最初の試写でスピッツさんの主題歌を初めて聞いて、嬉しく、ご縁があるなと思いました。
映画を観たすぐ後でしたので、榊さんの気持ちと曲がとてもリンクしました。
大人なんだけど大人じゃない。
子供なんだけど子供でもない。
絶妙なポジションにいる榊さんの中の、からまった糸がほぐれていくような印象を受けました。
榊さんへ「もっとフラットに生きていいんだよ」と言って頂いているようでした。
この曲はpart2があるのでしょうか…?(笑)