2023.03.10 10:00
(C)2023 映画「Winny」製作委員会
2023.03.10 10:00
3月10日(金)より全国公開される東出昌⼤と三浦貴⼤のW主演映画『Winny』本編より、冒頭映像が公開された。
自主映画『Noise ノイズ』(2019年)や『ぜんぶ、ボクのせい』(2022年)で知られる若手監督の松本優作がメガホンをとった本作の起点となったのは、2018年に開催された「ホリエモン万博 CAMPFIR 映画祭」の“映画企画クラファン大会”でグランプリに輝いたことだった。企画考案者はスマートキャンプやHIRAC FUNDを立ち上げ、現在Web3・NFT領域で新たにNFIGUREを起業した古橋智史。以前から日本のテクノロジー発展に寄与したいという思いを持っていた古橋が、「出る杭が打たれない社会を」というテーマで本作を企画した。
2002年、開発者・金子勇(東出昌大)は、簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」を開発、試用版を「2ちゃんねる」に公開をする。彗星のごとく現れた「Winny」は、本人同士が直接データのやりとりができるシステムで、瞬く間にシェアを伸ばしていく。しかし、その裏で大量の映画やゲームや音楽などが違法アップロードされ、ダウンロードする若者も続出。次第に社会問題へ発展していく。次々に違法アップロードした者たちが逮捕されていく中、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑をかけられ、2004年に逮捕されてしまう。サイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光(三浦貴大)は、「開発者が逮捕されたら弁護します」と話していた矢先、開発者金子氏逮捕の報道を受けて急遽弁護を引き受けることになり、弁護団を結成。金子と共に裁判で警察の逮捕の不当性を主張するも、第一審では有罪判決を下されてしまう。しかし、運命の糸が交差し、世界をも揺るがす事件へと発展する。
解禁された本編映像では、東出演じる金子が一人、薄暗い自身の部屋で黙々と“Winny”のプログラムを打ち込む姿が捉えられている。金子は“Winny”を「2ちゃんねる」ユーザーとやりとりしながらサーバーに共有。しかしやがて金子の想いとは裏腹に音楽や映画の違法アップロードに不正利用するものが続出し、大きな社会問題となっていく。本作で東出は、まず体重を18キロ増量させ、金子氏を演じる上で関係者等への徹底的なリサーチをし役作りにアプローチしたそうだ。