「LOONA 1st Live "LOONA THE WORLD in TOKYO"」 2023年3月3日 立川ステージガーデン公演(撮影:上山陽介)
2023.03.09 19:00
韓国のガールズグループLOONA[今月の少女]が3月3日、東京・立川ステージガーデンで日本では初となる単独公演「LOONA 1st Live “LOONA THE WORLD in TOKYO”」を開催した。
本公演は、昨年10月に開催する予定だったライブの振替公演。昨年8月から、アメリカ、ヨーロッパでワールドツアーを行ってきたLOONAだが、日本オリジナル曲や日本最新曲「LUMINOUS」の初パフォーマンスなど、たった一度の日本公演のためにワールドツアーとは異なるセットリストを用意してきてくれたのが嬉しい。そしてライブの最後に、ファンに「これからもLOONAは続きます」や「LOONAはいつもひとつだということを覚えておいてください」と希望ある言葉を伝えると、会場から大きな拍手と「愛してるよ!」という声援が溢れる暖かなライブを見せてくれた。
10月から首を長くして待ちわびていたファンはオープニングとなったインスト曲「#」のパワフルなダンスパフォーマンスから総立ちで、激しい「So What」ですでに熱狂の渦の中へ。「Star」「Butterfly」とカラーの異なる楽曲を続け、その多彩な音楽とパフォーマンスで観客をLOONAの世界観に惹きこんだ。
1人ひとりがソロとしてのアイデンティティを持ち、 そのソロが集まってユニットを構成、そしてユニットが集まった時にLOONAという一つの世界を作り出すというコンセプトのもと、ソロ→ユニット→グループという通常とは逆パターンの変遷で結成されたLOONAには、3つのユニットグループがある。この3組によるユニットステージも見せてくれた。
ゴウォン、オリビアへ、イヴのユニット LOONA yyxyは、爽やかで軽快な「rendezvous 18.6y」を、ヒジン、ヒョンジン、ハスル、ビビによるLOONA 1/3は90年代へのオマージュあふれる「Rain 51Odb」で爽やかな歌声を響かせ、ジンソル、キムリップ、チェリからなるLOONA ODD EYE CIRCLEは、R&Bの「Chaotic」でそのボーカルテクニックを見せつけた。さらにハスルとヨジンは、2人で赤いマイメロの耳カチューシャを付けて、キュートに「My Melody」を歌い上げた。
1/3チームが「ライブなので緊張しました。上手く歌えなかったんじゃないかな?」と心配すれば、ほかのメンバーがすかさず「上手だったよ」とフォロー。LOONA ODD EYE CIRCLEチームはライブ初披露となる「Chaotic」を「せっかくの機会なので、皆さんが見たことのない曲を選びたくて。シックに歌い上げようと思ったけれど、皆さんを見たら自然と笑顔になってしまって」と思い切り楽しんでパフォーマンスした様子。yyxyチームはイヴが「最後のポーズで間違えてゴウォンさんのマイクスタンドに差してしまって……」とハプニングがあったことを告白した。
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