2023.03.08 10:00
2023.03.08 10:00
WOWOW現在放送・配信中のドラマ『杉咲花の撮休』より、主演の杉咲花と本作に参加した3名の監督との座談会映像が公開された。
多忙な毎日を送る人気俳優はドラマや映画の撮影期間に突然訪れた休日、通称“撮休”をどのように過ごすのか。本作は知られざる俳優のオフの姿をクリエイターたちが妄想を膨らませて描き、毎話異なるパラレルストーリーで贈る大人気オムニバスドラマシリーズの第4弾となる。
『有村架純の撮休』『竹内涼真の撮休』『神木隆之介の撮休』に続き主演を務める杉咲花とタッグを組んだ監督は、映画『ちょっと思い出しただけ』を手掛けた松居大悟、『愛がなんだ』などで等身大の恋愛模様を描いた今泉力哉、世界中の映画祭で上映された映画『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱の3名が務めた。脚本には彼ら監督3人の兼務に加え、小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』などで知られる作家・燃え殻、昨年公開の映画『ある男』で脚本を担当した向井康介、『連続ドラマW 鵜頭川村事件』を手掛けた和田清人が参加している。
公開された座談会映像では、杉咲花と監督3名が一堂に会しており、“撮休”シリーズにおいて主演俳優と作品を手掛けた監督全員が集結するのはこれが初めてとなる。配られた質問カードの中から聞いてみたい1枚を選ぶという遊び心ある企画になっており、互いに質問をし合い盛り上がりを見せた。
まず、今泉監督が「ドラマを全話見た感想」について質問。杉咲は「主人公が全く別の道を歩んでいる」と話すと、 松居監督は「週に1回、夜見るには最高」と自ら太鼓判を押した。シリーズ第1弾にも参加した今泉監督自身は「撮休シリーズは1日限りではなく、次の日も続いていく中で何をやるかだ」とこのシリーズの根幹を語った。また、三宅監督からは「自分の作品を受け止めきれない」と驚きの本音が。「気に入っていると同時に、どう見てもらえるかは気になるので、最後まで見てほしい」と期待を込めた。
続いて「それぞれの脚本の違いについて」の質問に対し杉咲は、脚本のト書にそれぞれの個性が出ていることを力説する。さらに、三宅唱監督からの質問で「やられた~! と思ったシーンはあるか」と問われると、松居監督は今泉監督が手掛けた第3話「両想いはどうでも」について言及。恋愛の相談をマネージャーに持ち掛けるという切り込んだ内容を「よくぞこの台本を書いた」と大絶賛した。お互いを労い、認め合う、終始和やかな座談会となっている。
なおWOWOWオンデマンドでは、前後編に分けて座談会<完全版>を独占配信中。「撮影から1年経った今、現場を思い出す瞬間はあるか?」「今、改めて振り返って……杉咲花って何者だった?」など、ここだけでしか語られない様々なエピソードトークを展開し、ドラマ本編を観る前でも観た後でも楽しめるコンテンツとなっている。