2023.02.20 19:15
https://www.queenonline.com/brian_may
2023.02.20 19:15
1973年にデビューし、世界中で3億枚ほどのセールスを誇るロック・バンド、クイーン。近年は映画『ボヘミアン・ラプソディ』なども話題になり、世代を超えて愛されるアイコニックなバンドであるが、ギタリストのブライアン・メイが自身のスラッシュ・メタルへの影響について語った。
イギリスのギター雑誌Total Guitarが先日掲載したインタビューで、1974年の『Sheer Heart Attack』に収録されている「Stone Cold Crazy」について訊かれたブライアン・メイ。彼は「クイーン史上最もヘヴィな曲」について以下のように答えている。
「多分一番ヘヴィな曲だと思う。あの曲はかなり昔からあった曲だし、バンドとして初期からずっと演奏していた曲だから3rdアルバムまで収録されなかったことが不思議だ。フレディが前に所属していたバンドと一緒に書いた曲で、元のリフは全く違った。元は“Tear It Up”のようなリフだった。だから“Stone Cold Crazy”の元のリフは当時よくある感じだったし、あまり勢いがある感じではなかった。
でも歌詞が激しい感じでもあるから、音楽も激しくあるべきだと思っていた。だからあのリフを作ったんだけど、そしたら“あの曲がスラッシュ・メタルの元となった”って言われるようになったんだ!実際はどうなのかわからないけど、あの時代に、あの速さで弾くのは珍しかったんだと思う」
メタリカのカバーバージョンも有名な「Stone Cold Crazy」について語ったブライアン・メイ。彼は「あまり深く真面目に考えずにワンテイクで録った」とも明かしており、その計算されていない勢いをキャプチャーすることができたとコメントしている。