2023.02.13 18:00
https://www.wearedelasoul.com/
2023.02.13 18:00
1988年に結成され、ジャズ・ラップやオルタナティブ・ヒップホップといったジャンルの発展にも大きく貢献した伝説のヒップホップグループ、デ・ラ・ソウル。その創設メンバーの一人であるデイヴ・“トゥルーゴイ”・ジョリクール(David “Trugoy The Dove” Jolicoeur)が亡くなったと報じられた。
54歳で亡くなったトゥルーゴイは、近年うっ血性心不全を患っていること明かしており、ライブ活動からも遠ざかっていた。先週行われたグラミー賞のヒップホップ・トリビュート・パフォーマンスにはデ・ラ・ソウルも出演していたが、トゥルーゴイの姿は見られなかった。
デ・ラ・ソウルは以前所属していたレーベル〈Tommy Boy Music〉との確執が原因で、2004年以前の楽曲がストリーミング配信されていなかったが、今年の1月にはデ・ラ・ソウルのカタログが3月3日にストリーミング・サービスに登場すると発表されていた。
トゥルーゴイ死去のニュースを受けて、多くのヒップホップアーティストたちが追悼コメントを寄せており、サイプレスヒルのB・リアルは「またヒップホップと文化のレジェンドを失った。彼の音楽は私たちの心のなかで生き続けるだろう。彼は素晴らしいミュージシャンだけではなく、素晴らしい人間だった。彼は私たちにとって重要な人だった」とコメントしている。
有名DJ/プロデューサーであるA-Trackは、「心が崩れそうになっている。RIP トゥルーゴイ。デ・ラ・ソウルは言葉にできないぐらい自分に影響を与えた。彼らのアーティスト性、クリエイティビティ、ユーモア、聡明さ、そして全体的なドープさ」とツイートした。その他にもチャック・DやJPEGMAFIAなどのアーティストが追悼コメントを寄せている。