2023.02.01 18:00
©️橋爪駿輝/講談社 C2023映画『スクロール』製作委員会
2023.02.01 18:00
2⽉3⽇(⾦)より全国公開される映画『スクロール』から、主要キャスト4名のキャラクターポスターと本編映像が公開された。
本作の原作は、YOASOBIの⼤ヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋⽖駿輝が2017年に発表した同名小説。理想と現実のギャップに溺れながらも、社会、そして⾃分と必死に向き合う若者たちの姿を描く。
学⽣時代に友だちだった“僕”とユウスケのもとに、友⼈の森が⾃殺したという報せが届く。就職はしたものの上司からすべてを否定され、「この社会で夢など⾒てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか⾃分を保っていた“僕”と、毎⽇が楽しければそれでいいと刹那的に⽣きてきたユウスケ。森の死をきっかけに“⽣きること・愛すること”を⾒つめ直す2⼈に、“僕”の書き込みに共鳴し特別な⾃分になりたいと願う“私”と、ユウスケとの結婚がからっぽな⼼を満たしてくれると信じる菜穂の時間が交錯していく。⻘春の出⼝に⽴った4⼈が⾒つけた、きらめく明⽇への⼊⼝とは……。
“⽣きること”そして“愛すること”をエモーショナルに表現し、光が射す明⽇を強く感じさせてくれるストーリーを独創的な世界観で描くのは、様々な映像のジャンルをクロスオーバーして活躍する清⽔康彦監督。W主演の北村匠海と中川⼤志と共に、話題作への出演が続く古川琴⾳と、これまで数々の映画賞を受賞してきた松岡茉優が本作を彩る。
公開されたのは〈僕〉、ユウスケ、菜穂、〈私〉のキャラクター別ポスター。北村が演じる〈僕〉は、こんな世の中から消えてしまいたいと日々SNSに綴っていたが、 「誰かのためにできることがあると知った」と光を見出していく。中川が演じるユウスケは、「生きてる意味 とか、わかんないんだよね」と、〈僕〉とは対照的に楽しければそれでいいと刹那的に生きていた。松岡が演じる菜穂は、結婚が心を満たしてくれると信じ「わたし、幸せになれるかな」と先の見えない未来に不安を抱えていて、古川が演じる〈私〉は、自分らしく生きようと「いつ死ぬかわかんないしね、やりたいことやっておかないと」と今を強く生きていた。それぞれのキャラクターの悩みや想いを表現したセリフと表情が印象的なビジュアルとなっている。
また、新たに公開された本編映像では、悩みや葛藤を抱えながら交差する若者たちが映し出される。〈僕〉と〈私〉のシーンでは、〈私〉が自分のやりたかったことを選び会社を辞めることを、同僚の〈僕〉に告げる。夢を追いかける〈私〉とは対照的に、この社会に希望を持っていなかった〈僕〉は「人間、いつ死ぬかわかんないしね。やりたいことやっておかないと」という言葉に思わず足を止めるのだった。