©2023「静かなるドン」製作委員会
2023.01.20 09:00
映画『静かなるドン』が2023年春に全4話・2週連続で公開されることが発表された。
原作は「週刊漫画サンデー」にて1988年〜2013年まで連載され、累計発行部数4500万部突破の新田たつおによる同名コミック。高杉真宙主演の『ナニワ金融道』に続く「令和アウトローレーベル」第二弾作品として公開される。
関東最大規模の暴力団新鮮組のひとり息子近藤静也。けれど、彼は「ヤクザなんて嫌い、カタギとして平和に生きたい」と願い、デザイン会社で働き、イマドキの草食系男子として生きている。仕事ができないと怒られながらも、同僚の秋野さんに淡い恋心を抱き、普通に働く毎日。それが静也の幸せ。しかし、そんな静也の生活が一変する事件が起きるのだった。普通に生きたいだけなのに、新鮮組の危機に直面した静也。いったいその危機とは、そして新鮮組の行く末は。
昼はサラリーマンの草食系男子で夜は暴力団総長の二つの顔を持つが、カタギでい続けることを願う近藤静也を演じるのは伊藤健太郎。俳優デビュー後、『コーヒーが冷めないうちに』(2018年)や『惡の華』(2019年)などの話題作に次々と出演している若手実力派俳優。近年では阪本順治監督の『冬薔薇』(2022年)で主演を務め、多岐にわたる作品へ出演が決定している。本作へは「原作にリスペクトを込めつつ、原作の世界を飛び越えた、令和版、映画『静かなるドン』に期待していただきたいです」と、新たな“静ドン”への意気込みを見せている。
監督を務めるのは、山口健人。大学在学中より映像制作を始め、2016年BABEL LABELに所属。ミュージックビデオからドラマ『アバランチ』や映画『それでも、僕は夢をみる』など、様々な領域で監督として活動している。ワイモバイル『パラレルスクール DAYS』が海外の広告賞を受賞するなど、新進気鋭の若手監督であり、最新作の映画『生きててごめんなさい』の公開が2月3日より控えている。
さらに、今回、大ヒット人気シリーズ「日本統一」の本宮泰風が本作へ出演とともに、総合プロデュースを務めることとなった。「日本人の心の根底にある“弱きを助け強きを挫く”という美徳を、令和の“静ドン”でお楽しみ下さい」と、本宮ならではのコメントを寄せている。なお、本作で本宮は静也を影ながら支える猪首硬四郎役を演じる。
公開された場面写真では、暴力団組長の息子でありながらカタギの道を選び、デザイン会社で普通に働く静也(伊藤健太郎)が神妙な面持ちで何かと対峙する様子が窺える。
また、主演の伊藤と総合プロデュースの本宮、監督・脚本の山口からのコメントも到着した。
伊藤健太郎(主演)コメント
これまで色んな俳優さん達が演じてきたキャラクター作品でもあるので、いい意味で今までとは全く違った「令和」の「静かなるドン」にしたいと思ってます。共演の皆さんも、初めましての方、お久しぶりの方がいらっしゃるので、お芝居を交わすのが非常に楽しみです!自分も今までに演じた事のない役柄ですし、アクションシーンも1つの見どころだと思います。そして原作にリスペクトを込めつつ、原作の世界を飛び越えた、令和版、映画「静かなるドン」に期待していただきたいです。
本宮泰風(総合プロデュース)コメント
物語の根幹となる勧善懲悪を端的に表現できる時代劇と任侠作品。しかし、それらは時代と共に衰退の一途を辿ろうとしています。それは昭和に生まれ育った人間としては残念でなりません。そこで、その消えかかった火を灯すべく企画されたのが、昭和の名作「静かなるドン」です。この作品を伊藤健太郎くんを迎え、ブラッシュアップしてお届けいたします。日本人の心の根底にある“弱きを助け強きを挫く”という美徳を、令和の“静ドン”でお楽しみ下さい。
山口健人(監督・脚本)コメント
極道・恋愛・コメディ・アクション!
ヤクザものの枠に収まりきらないエンターテイメントがたくさん詰まった作品に仕上がっています。伊藤さんをはじめ、素晴らしいキャスト陣によって令和の時代に生まれ変わった「静かなるドン」を是非、お楽しみにしてください。
新田たつお(原作)コメント
閉塞感とつまらない現実に、憂さを晴らせるような娯楽作品を期待してます!