川上亮監督が疑似ワンカットで撮りきる
沢口愛華が映画初主演、温泉宿が舞台のクライムコメディ『札束と温泉』現場写真公開
2023.01.20 10:00
2023.01.20 10:00
『人狼ゲーム』など数々のヒット作を発表してきた川上亮が手掛ける映画『札束と温泉』より、キャストと現場写真が公開された。
大分県別府市でのロケが終了したばかりの本作の舞台はとある温泉宿。そこに高校の修学旅行で訪れた女子高生たちが、ヤクザの愛人が持ち逃げした札束の詰まったバッグを発見する。カネを取り戻すために現れる殺し屋、別の生徒からねだられている担任教師。複数の思惑が絡まり、温泉宿を舞台に混乱が混乱を呼ぶクライム・コメディとなっている。
主演は、ミスマガジン2018で注目され数々の雑誌のグラビアでも表紙を飾り、2022年7月クールの朝日放送連続ドラマ『彼女、お借りします』にも出演した沢口愛華。そのほか、SNS世代の若者に壮絶な人気を誇る小浜桃奈、糸瀬七葉、大熊杏優、佐藤京、星れいら、そして数多くの映画や舞台で主演を務める小越勇輝が出演する。
また、応援プロジェクトのクラウドファンディングが1月20日(金)0時から開始された。
沢⼝愛華(⾼梨リサ役) コメント
「⾼梨リサは⾃分と似ている。」と台本に初めて⽬を通したときに思いました。「⾼梨リサ、という⼥の⼦の正義ってなんだろう。」と台本を何度も捲りました。初めて共演者の⽅と顔を合わせ、読み合わせをした時、リサは孤独なような気がしました。私も孤独を感じました。台本を読めば読むほどリサから離れていっているような気がして、⼀定の距離までは近づけるのにリサの周りには硬い膜が覆われていて触れることさえ出来なくて。でもひかるや恵⿇、美宇はその硬い膜を温かい⼿で溶かしてくれて、綾乃さんや遥さんは⼤らかな⼼で⽀えてくれました。そのおかげで私はリサの正義を受け⼊れられるようになりました。「⼤切な⼈が傷ついているのを⾒たくない。」だから臆病で、⾃分を⼤切にする⽅法を知らない、ちょっと不器⽤な普通の⼥の⼦。 私も普通の⼥の⼦だと、リサが気づかせてくれました。
⼩浜桃奈(関根ひかる役) コメント
関根ひかる役を演じました⼩浜桃奈です。演技の経験があまりなく今作が初めての映画出演ということで少し不安な気持ちもありました。ですが、監督がイメージされていたひかると私の性格や⽣い⽴ちが本当に似ている部分が多く、あまり作り込まず⾃然体で撮影に挑むことができました。撮影期間、共演者の⽅と撮影がない時間は部屋でセリフ合わせをしたり役について話したり、沢⼭助けてもらい少しは⾃分も成⻑できたと思います。10代最後の冬にこの役に出会えたことは本当に奇跡だと思い嬉しくます。全て出し切って全⼒で物語と向き合いみなさんと⼀緒に作り上げたこの作品、少しでも多くの⽅に⾒て頂きたいです。
⽷瀬七葉(佐々⽊恵⿇役) コメント
盗撮をしたり、お⾦を取ってきてしまったりする変⼈。最初はそんな佐々⽊恵⿇というキャラクターをどう演じたらいいのか、すごく悩み、掴むまでにも時間がかかりました。監督と沢⼭お話しをさせていただき、リハーサルで少しずつ掴めていきました。「ワンカット⾵」の撮影も、恵⿇という個性的な役柄も初めての挑戦で、撮影の時もこれで⼤丈夫なのかなと 不安になってしまったこともありましたが、撮影中に監督が最&⾼!だよと声をかけてくださったことが本当に嬉しかったです。この作品に出演できたこと、そして恵⿇というキャラクターを演じられて本当に良かったです!
⼤熊杏優(⽥中美宇役) コメント
この映画の撮影が「ワンカット⾵」だと最初に聞いたときは「うまく演じられるかな」と少し不安でした。いざ撮影がはじまると、逆に⻑い時間カメラを回していただいたことで、気持ちが途切れることなく楽しく演じることが出来ました!私は、⽥中美宇役で出演させていただいているのですが役を作るにあたって最初は「この⼦はあざとい⼦なのかな?」と思っていました。ただ読んでいくうちに逆だと気づいて、素直でちょっぴりお⾺⿅なんだって笑 そこからは、いかに美宇ちゃんが映画の中で可愛く⾒えるように役作りをして臨みました。⾒終わった後には、気持ちが明るくなるそんな映画になってると思います。ぜひ劇場でお待ちしております。
佐藤京(越智遥役) コメント
札束をきっかけにみんなそれぞれ空回り、事が⼤きくなっていくどたばた劇ですが、その中で内⼼誰よりも楽しんでいるのが遥です。ちゃっかり仕事もこなしつつ、ことのほか周りとも関わり⾃分にも向き合う。そんな隠れチャーミングな遥と、監督をはじめ俳優陣やスタッフの皆さんに関われた事はすごく嬉しかったです。モニターで誰かの芝居を確認しては皆で⼤いに笑って、楽しかったなあ。あの⽇、⼤分には雪が降っていました。私もこの映画を映画館で観るのが楽しみです。⼀緒にスクリーンでくすくす楽しんでいただけたら幸いです!
星れいら(⽔無⽉綾乃役) コメント
今回⽔無⽉綾乃役を演じさせて頂きました星れいらです。綾乃は⼤雑把で楽観的で基本周りの⼈に怖がられがちだけど、本当は繊細で意外と⼥の⼦っぽくてなんだか背中を押してあげたくなるようなそんな⼦だと思っています。台本を読んでいくにつれて私⾃⾝も綾乃を応援したくなっていました。演じる事で意識したことは「喜怒哀楽」です。表情や態度で⼤きく出すことによって綾乃の素直さだったりコメディさだったり綾乃のキャラクターをしっかり表現できる部分だと思いました。観た⽅に愛されるようなそんな⼦になれていたらいいなと思っています。是⾮札束と温泉の世界観に引きづり込まれてください!!
⼩越勇輝(渡辺隼⼈役) コメント
渡辺隼⼈役を演じました⼩越勇輝です。川上監督には主演を勤めさせていただいた、映画『⼈狼ゲーム デスゲームの運営⼈』からお世話になっていますが、監督が再び⾃⾝で作品を⽣み、出資、監督を務めると聞き、その作品に⾃分が参加出来たこと、幸せに思っています。『札束と温泉』監督の想いや挑戦が随所に詰まった作品だと思います。監督の真っ直ぐな作品への思いも沢⼭お聞きして、意⾒交換を多くできたのもいい時間でした。今回僕⾃⾝もいつもとは違うドキドキ感がありましたが、その緊張感がとても楽しかったです。スタッ フの皆さん、キャストの皆さん、各部署の⽅々が⼒を合わせ完成した作品。劇中、別府の旅館で巻き起こるドタバタ劇を是⾮楽しみにして頂けたらと思います。
川上亮監督 コメント
初期のタランティーノ作品やガイ・リッチー作品、コーエン兄弟作品、あるいは映画『ハングオーバー!』シリーズのようなクライム・コメディを⽬指しました。「いまさらかよ!」と⾔われるかもしれませんが、テーマに逃げない、まっすぐなエンタメを追求しています。映画としては⾮常識なセリフ量、複雑に⼊り組んだ物語を、廊下や階段が複雑に⼊り組んだ歴史ある温泉旅館で、疑似ワンカットで撮りきります。若い役者さんたちの努⼒と、熟練のスタッフさんたちの経験と⼒に、どうかご期待ください。
クラウドファンディングの特設ページはこちら
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