2023.01.05 07:00
2023.01.05 07:00
3月24日(金)より全国公開されるミュージカル映画『シング・フォー・ミー、ライル』の日本語吹替版キャストとして大泉洋の参加が決定し、特別インタビュー映像が公開された。
本作は、『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフが贈るミュージカル映画。ショーマンのヘクターは古びたペットショップで一匹のワニが歌っているのを耳にする。そのワニのライルを相棒にしようするが、ステージ恐怖症が判明してしまったことで、ヘクターは去り、ライルは取り残されてしまう。長い月日が経ったある日、ひとりの少年と家族がライルの隠れ住む家に越してくる。傷付き、歌うことをやめていたライルは、自分と同じように孤独な少年を前に再び歌いだす──。
ショーマンのヘクターをオスカー俳優のハビエル・バルデムが演じ、歌でしか想いを伝えられない主人公・ワニのライルの声を世界的シンガーソングライターのショーン・メンデスが担当した。ニューヨークを舞台に“歌うワニ”のライルがその歌で人間と心通わせる様子を、ドラマティックなオリジナル楽曲と心弾むポップソングから成るミュージカルナンバーと共に描き出す。
大泉洋は主人公・ライルの日本語吹替版キャストに決定。かねてから歌唱力には定評があるが、本格的なミュージカルはこれが初挑戦となる。2022年夏から歌のレッスンに集中的に取り組み、英語詞のオリジナル曲をマスターしてボイステストを見事クリア。その歌声は、審査したアメリカのクリエイティブ・スーパーバイザーも「スウィートでエモーショナルで、純粋で温かった」と絶賛するほど。大泉自身も今回の役どころを「自分のなかで久しぶりにやってみたいと思うような、新たな挑戦だった」と振り返り、おしゃべり上手な国民的俳優が今回ばかりは台詞を封印した。「あれは『歌』ではなく、紛れもなく『芝居』だった」と語る渾身の歌声で、繊細に色鮮やかにライルの想いを伝え、ハリウッドの一流スタッフが手掛けた本格ミュージカル映画で新境地を魅せる。
また、ボイステスト当時の様子や、源頼朝に扮した姿で練習したエピソードなどを、大泉ならではのユーモアたっぷりに語り尽くした特別インタビューも公開された。
大泉洋 コメント
初めてこの仕事のオファーを受けた時は、「何故僕?」と思いました。台詞はない。歌うだけのワニのライルの日本語吹き替えだと。しかも、本国アメリカでは、ショーン・メンデスがライルの歌声を担当している。私でも知っていた、あの若くて、めちゃくちゃ歌の上手い、そして凄いイケメンの彼。更に「なんで僕に?」と思ったのですが。その全てが逆に面白くなってしまって、つい受けてしまいました。
日本の皆さんすみません。アメリカではショーンですが、日本の吹き替えは大泉洋です。日本だけオッサンですみません。そんな軽い気持ちで受けてしまったのですが、とんでもなく、努力が必要な仕事で大変でした。
ライル役をやるにあたってまず、オファーされたにも関わらず、本国アメリカのテストをパスしないといけないことから始まり、それに向けて歌のレッスン、そしてパスしたのちの本番の歌入れのとんでもない難しさ。ただ上手く歌えば良いわけではないその難しさに、まいりました。
あれは「歌」ではなく、紛れもなく「芝居」でございました。2022年の夏から秋にかけてとても充実した期間を過ごさせていただきました。ショーンと向き合い続けた日々でした。ありがとうショーン。いつか君と会って、俺たちやったぜとハグしたいです(笑)。
とにかく素晴らしい音楽に溢れた、子供から大人まで全ての人々が楽しめる映画です。是非、映画館でご覧ください。ショーンも最高ですが、もしよろしければ吹き替え版もよろしくお願いします(笑)。