(C)2023 映画「Winny」製作委員会
2022.12.27 17:00
2023年3月10日(金)公開の映画『Winny』から場面写真が公開された。
東出昌大と三浦貴大をW主演に迎え、自主映画『Noise ノイズ』(2019年)や『ぜんぶ、ボクのせい』(2022年)で知られる若手監督の松本優作がメガホンをとった本作は、2018年に開催された「ホリエモン万博 CAMPFIR 映画祭」の“映画企画クラファン大会”でグランプリに輝いたことが起点となり制作された。企画考案者はスマートキャンプやHIRAC FUNDを立ち上げ、現在Web3・NFT領域で新たにNFIGUREを起業した古橋智史。以前から日本のテクノロジー発展に寄与したいという思いを持っていた古橋が、「出る杭が打たれない社会を」というテーマで本作を企画した。
2002年、開発者・金子勇(東出昌大)は簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」を開発、試用版を「2ちゃんねる」に公開する。彗星のごとく現れた「Winny」は、本人同士が直接データのやりとりができるシステムで、瞬く間にシェアを伸ばしていく。しかし、その裏で大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、ダウンロードする若者も続出、次第に社会問題へ発展していった。次々に違法アップロードした者たちが逮捕されていく中、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑をかけられ2004年に逮捕されてしまう。サイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光(三浦貴大)は、「開発者が逮捕されたら弁護します」と話していた矢先、開発者金子氏逮捕の報道を受けて、急遽弁護を引き受けることになり、弁護団を結成。金子と共に裁判で警察の逮捕の不当性を主張するも、第一審では有罪判決を下されてしまう。しかし、運命の糸が交差し、世界をも揺るがす事件へと発展する。
解禁された写真は合計8点。膨大なメディアに追いかけられながらも、金子自身の潔白と未来の技術者のため、彼を支援する弁護団とともに裁判所に向かう様子や、金子の実姉や弁護士の壇など、生前の彼を知る人たちから「まるで憑依したよう」と驚愕の声もあがった金子が“信用してない相手と向かい合う時の癖”であったと言う腕を組む仕草を切り取ったシーンのほか、プログラムを研究するために一心不乱にPCに向かう姿などを切り取ったものとなっている。