2022.12.27 18:00
Ⓒ橋⽖駿輝/講談社 Ⓒ2023映画『スクロール』製作委員会
2022.12.27 18:00
2023年2⽉3⽇(⾦)より全国公開される映画『スクロール』から、北村匠海と中川⼤志を写した場⾯写真が公開された。
原作は、YOASOBIの⼤ヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋⽖駿輝が2017年に発表した同名小説。理想と現実のギャップに溺れながらも、社会、そして⾃分と必死に向き合う若者たちの姿を描いている。
学⽣時代に友だちだった“僕”とユウスケのもとに、友⼈の森が⾃殺したという報せが届く。就職はしたものの上司からすべてを否定され、「この社会で夢など⾒てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか⾃分を保っていた“僕”と、毎⽇が楽しければそれでいいと刹那的に⽣きてきたユウスケ。森の死をきっかけに“⽣きること・愛すること”を⾒つめ直す⼆⼈に、“僕”の書き込みに共鳴し特別な⾃分になりたいと願う“私”と、ユウスケとの結婚がからっぽな⼼を満たしてくれると信じる菜穂の時間が交錯していく。⻘春の出⼝に⽴った4⼈が⾒つけた、きらめく明⽇への⼊⼝とは。
“⽣きること”そして“愛すること”をエモーショナルに表現し、光が射す明⽇を強く感じさせてくれるストーリーを独創的な世界観で描くのは、様々な映像のジャンルをクロスオーバーして活躍する清⽔康彦監督。そして、研ぎ澄まされたセンスで唯⼀無⼆の映像美で魅せる川上智之が撮影監督を担当。W主演である北村匠海と中川⼤志と共に、話題作への出演が続く古川琴⾳と、これまで数々の映画賞を受賞してきた松岡茉優が本作を彩る。
今回公開された場⾯写真は、“僕”役の北村匠海とユウスケ役の中川⼤志の2ショット場⾯写真4点。学⽣時代に友だちだった“僕”とユウスケのもとに、友⼈の森が⾃殺したという報せが届き、葬儀に出向いた“僕”とユウスケは久々の再会を果たすがその表情は再会の喜びとは程遠い。道端で座り込みシリアスな表情を浮かべるカットからは、それぞれの抱える悩みや葛藤が⾒てとれる。⼀⽅、それらとは対照的に銭湯で笑顔を浮かべ、楽しげに話す印象的なカットも。友⼈の「死」を通して、⼆⼈は⾃分の⼈⽣も⾒つめ直すことになる。
北村は「⼦供の頃から友⼈の⼤志と、この作品を背負える事、とても嬉しく思います」と中川との共演についてコメントを寄せ、⼀⽅の中川は「北村匠海という俳優は、僕がこの世界に⾶び込んだ⼩学⽣の頃からずっと、沢⼭の刺激を貰ってきた存在です。近いようで遠く、なかなか交われ無かった彼と、この歳になって、やっと、共に作品が作れる事に胸が熱くなりました」とコメントしている。