『おみおくりの作法』の監督が贈る、父と息子の感動作
ウベルト・パゾリーニ監督最新作『いつかの君にもわかること』予告編&ポスターが公開
2022.12.19 07:00
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2022.12.19 07:00
2023年2月17日(金)より全国順次公開される映画『いつかの君にもわかること』から予告編、ポスタービジュアル、場面写真が公開された。
本作はヴェネチア国際映画祭を4冠し、阿部サダヲ主演の『アイ・アム まきもと』として日本でリメイクされた事でも話題になった映画『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニ監督の最新作。余命わずかな父親とその息子の絆を描いた感動作となっている。
窓拭き清掃員として働く33歳のジョンは若くして不治の病を患い、残された余命はあとわずか。シングルファーザーとして男手ひとつで4歳のマイケルを育ててきた彼は、養子縁組の手続きを行い、息子の“新しい親”を探し始める。理想の家族を求め、何組もの“家族候補”と面会をするが、人生最大の決断を前に進むべき道を見失ってしまう。そんな彼は、献身的なソーシャルワーカーとも出会い、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうになりながらも、息子にとって最良の未来を選択しようとするが……。
公開された予告編では、父親のジョンが息子のマイケルに起こされる仲睦まじいシーンから始まる。いつものように手を繋ぎながら保育園へと登園をする二人だが、マイケルから「ぼくのママは?」と質問をされる。咄嗟に「ママは遠くへ行った」と答えたジョンだが、実はシングルファーザーとして、男手ひとつでマイケルを育てている。しかし、余命数か月の難病を抱えており、ソーシャルワーカーからは「養子の件は急いで進めましょう」と言われた通り、自分が生きている間にマイケルの里親を探さなければならなかった。徐々に病がジョンの身体を侵食していく中、まだ幼いマイケルに対して、どんな生き物でもいつかは死んでしまうという事を教えていく。里親探しを続ける中、葛藤する日々を送るジョン。自分は息子の一番の理解者であり、どの里親が一番良いのかはすぐに分かると思っていたが、その確信は徐々に揺らいでいく。愛する息子とのかけがえのない残りの日々を過ごしていく中で、ジョンは最後にどのような決断を下すのだろうか──。
併せて解禁されたポスタービジュアルや場面写真では、誕生日ケーキを二人で囲っている幸せそうな様子や、公園のベンチにジョンが一人で座り、思い詰めた表情を浮かべる様子が切り取られている。