コロナ禍で短縮していた公演が2023年からフルバージョンに
来年4月上演『アニー』大人キャスト発表 藤本隆宏が2年ぶりにウォーバックス役に復帰
2022.12.17 14:00
2022.12.17 14:00
2023年4月22日(土)~5月8日(月)に新国立劇場中劇場にて上演される、丸美屋食品ミュージカル『アニー』より新たに大人キャストが公開された。
1924年からアメリカで新聞連載がスタートした漫画『ザ・リトル・オーファン・アニー(小さい孤児アニー)』をもとに、1977年にブロードウェイのアルヴィン劇場(現ニール・サイモン劇場)で誕生した本ミュージカル。同年のトニー賞において作品賞をはじめ7部門を受賞し、現在も世界各国で上演され続けている。日本では、1986年に日本テレビ主催で上演をスタートさせて以来、今までに全国で約187万人もの人たちに心温まる深い感動を与え続けている国民的ミュージカルとなっている。2017年より『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』『ヘアスプレー』など、ミュージカルやストレートプレイとジャンルを超えて幅広く活躍する演出家・山田和也を迎え、テンポが良く現代的な演出が人気を博し、完売が続く公演となっている。
先日、主役のアニー役2名、孤児役12名の合格枠を目指し、歌、ダンス、演技などの審査を勝ち進んだ少女たちが固唾を呑んで最終結果を待つ中、アニー役に深町ようこ・西光里咲の合格が発表された。また、ダンスキッズオーディションも開催され、フレッシュな12名の出演が決定した。
今回公開されたのは、そんな子供たちを支える豪華大人キャスト。ウォーバックス役に、本年はテレビドラマ『となりのチカラ』『元彼の遺言状』等に出演し、現在三谷幸喜作・演出『ショウ・マスト・ゴー・オン』に出演中で、2017年度から2021年度まで同役を務めた藤本隆宏が2年ぶりに再登場。ハニガン役は2017年度、2021年度、2022年度も同役を務め、来年にはミュージカル『アナスタシア』が控えるマルシア。グレース役には劇団四季在団中に数多くの舞台で主演・ヒロインとして活躍、現在上演中の舞台『ツダマンの世界』に出演するなど退団後も数々の舞台に出演し、2021年度の『アニー』からグレース役をつとめる笠松はる。ルースター役には、時代劇『水戸黄門』で助さん役に抜擢され、本年は舞台『モンローによろしく』やミュージカル『シデレウス』へ出演、2022年度『アニー』から続投となる財木琢磨。リリー役には、自身が声優を務めたアニメ『絶対可憐チルドレン』で結成されたユニット「可憐 Girl’s」に参加、現在は舞台を中心に活躍し2022年度の『アニー』でもリリーを務めた島ゆいかと、人気と実力を備えたメンバーが集結する。
藤本隆宏(ウォーバックス役)コメント
歴史あるミュージカル『アニー』にウォーバックス役で再び出演できます事、とても嬉しく思っております。目まぐるしく流れているこの時代の中で、このミュージカルが伝えていくもの、そして伝えなくてはいけないものを、ウォーバックスという役を通し、考えそして感じながら、お客様にお届けできるよう精一杯演じていくつもりです。2020年は東京公演、地方公演共に全公演中止、2021年と今年は一幕としての上演、そして2023年は二幕のフルバージョンでの公演になる予定です。是非劇場にお越しいただき、皆様と共にミュージカル『アニー』の世界に心を重ね合わせ、感動を共有させていただいきたい、そう願っております。