マイケルに毎回完敗していたと語る
人気ラッパーのフレディ・ギブス、父親がマイケル・ジャクソンのライバルであったと明かす
2022.12.12 20:30
Photo: Pat Martin/By Zoran Veselinovic - Flickr, CC BY-SA 2.0
2022.12.12 20:30
第63回グラミー賞で、凄腕プロデューサー・アルケミストとのコラボアルバム『Alfredo』がベストラップアルバムにノミネートされたインディアナ出身のラッパー、フレディ・ギブス。2014年にマッドリブとリリースしたコラボアルバム『Piñata』、そして2019年にリリースした『Bandana』が高く評価され、ヒップホップ界に欠かせないラッパーとなった彼であるが、実は父親がマイケル・ジャクソンと「ライバル」だったと明かしている。
ポッドキャストAll The Smokeに出演したフレディ・ギブスは、自身の父親について以下のように語っている。
「マイケル・ジャクソンは俺の父親をタレントショーとかで、けちょんけちょんにしてたんだ。俺の父親はThe Chi-Litesで歌ってるんだけど、マイケル・ジャクソンと同い年だから、タレントショーとかのコンテストで毎回鉢合わせてたんだ。それでマイケルに毎回完敗していた。当たり前だろって思うけど(笑)。
親父はソロだったんだけど、マイケルのステージにティト・ジャクソンやジャーメイン・ジャクソンとか、ジャクソン5のメンバーが集まったときがあったらしいんだ。ステップとかダンスとかも揃っていて、ジョー・ジャクソン(父)からの後押しもあった。俺の父親を応援しにきてるやつは誰もいなかっただろうな。父親の母さんが、“いいわ!ベイビー!”って応援してるだけだろ(笑)。マイケルにはチームがいたんだ!マイケルには敵わないさ」
マイケル・ジャクソンと同郷であり同い年であったフレディ・ギブスの父親は、毎回マイケルに完敗していたという。そのため、家のテレビでマイケル・ジャクソンが映ると怒っていたようだ。
「親父、愛してるけど、マイケル・ジャクソンには敵わないってわかってるだろ?マイケルによって人生を台無しにされたと思ってるんだ(笑)。俺らが家のテレビでマイケル・ジャクソンを見てると、“おいテレビを消せ!”って言うんだ。でも本当は裏でこっそりマイケルを聴いてるの知ってるからな。あいつはマイケルが大好きだった」
そんな父親を見て育ったフレディ・ギブスは、リアルでハードなストリートラップで多くのファンを獲得している。