登場人物に寄り添う楽曲のタイトルは「怪物たちよ」
北村匠海×中川大志W主演映画『スクロール』主題歌はSaucy Dog 本予告&新ビジュアルも公開
2022.11.28 08:00
©橋爪駿輝/講談社 ©2023映画「スクロール」製作委員会
2022.11.28 08:00
2月3日(金)より公開予定の映画『スクロール』の主題歌をSaucy Dogが担当することが決定。併せて予告編と新ビジュアルが公開された。
原作は、橋爪駿輝が2017年にデビュー作として発表した同名小説。理想と現実のギャップに溺れながらも、社会、そして自分と必死に向き合う若者たちの姿を描き、若い世代から“自分たちの物語”と圧倒的な共感を獲得。物語は、鈍色の⻘春を駆ける若者たちのリアリティ溢れる⻘春群像劇。“生きること”そして“愛すること”をエモーショナルに表現し、光が射す明日を強く感じさせてくれるストーリーを独創的な世界観で描くのは、様々な映像のジャンルをクロスオーバーして活躍する清水康彦監督。さらに研ぎ澄まされたセンスで唯一無二の映像美で魅せる川上智之が撮影監督を担当。そして本作のW主演である北村匠海と中川大志と共に本作を彩るのは、これまで数々の映画賞を受賞してきた松岡茉優と、話題作への出演が続く古川琴音。
学生時代に友だちだった〈僕〉(北村匠海)とユウスケ(中川大志)のもとに、友人の森が自殺したという報せが届く。就職はしたものの上司からすべてを否定され、「この社会で夢など見てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか自分を保っていた〈僕〉と、毎日が楽しければそれでいいと刹那的に生きてきたユウスケ。森の死をきっかけに“生きること・愛すること”を見つめ直す二人に、〈僕〉の書き込みに共鳴し特別な自分になりたいと願う〈私〉(古川琴音)と、ユウスケとの結婚がからっぽな心を満たしてくれると信じる菜穂(松岡茉優)の時間が交錯していく。⻘春の出口に立った4人が見つけた、きらめく明日への入口とは──?
この度公開された本予告は、「この社会で夢など見てはいけない」と北村匠海演じる〈僕〉の一言から始まる。上司のパワハラに耐えながら“消えてしまいたい”と思い詰める〈僕〉、何事も“楽しければいい”と刹那的に生きる中川演じるユウスケ、結婚こそ全てと信じ“〈幸せ〉が欲しい”と願う松岡演じる菜穂、 何者にもなれず“特別になりたい”と願う古川演じる〈私〉の4人それぞれが、悩み葛藤する姿が描かれている。そして、突然訪れた友達の死。そのことをきっかけに、ユウスケと〈僕〉の物語が一気に動き始める。映像をさらに彩るのはSaucy Dogが本作のために描き下ろした主題歌「怪物たちよ」。登場人物に寄り添った熱いメッセージが込められた歌詞とVo石原の歌声が、4人の心が躍動する疾走感溢れるシーンとシンクロし、エモーショナルな予告編となっている。さらに併せて解禁された第2弾ビジュアルでは、主演のふたりを含むメインキャストの4人が初めて一枚のビジュアルに映し出されている。
本作で主題歌を担当したSaucy Dogは、Vo/Gtの石原慎也、Baの秋澤和貴、Dr/Choのせとゆいかで構成された3ピースロックバンド。石原の紡ぎ出すリアルな歌詞とメロディで若者を中心に圧倒的な支持を得ており、今年の第73回紅白歌合戦への初出場を決めるなど今最も注目を集めている 。本作のために描き下ろした主題歌について、Saucy Dogからのコメント全文は以下の通り。
Saucy Dog(主題歌)コメント
現代社会にフォーカスを当てた作品で、これは俺の物語か? と錯覚するほど広く誰にでも当てはまり心に突き刺してくれる映画だと感じました。物語は印象的なプロローグから始まります。書き下ろしをさせて頂きました新曲「怪物たちよ」も今までになくかなり攻めた歌詞で、スクロールに寄り添う音楽になったんじゃないかとメンバー3人とも気に入ってる曲です。