@quavohunchoのInstagram
2022.11.14 18:20
11月1日にテキサス州ヒューストンで撃たれ、亡くなったミーゴスのテイクオフ。ミーゴスはアトランタ出身のヒップホップトリオで、ヒップホップのサウンドを変えたと言われるほどの影響力を持ったグループである。クエイヴォ、オフセット、そしてテイクオフの3人は血縁関係にあり、血縁関係にある3人のメンバーから繰り出されるフロウとアドリブは多くのフォロワーを生み出した。この度、テイクオフの叔父にあたるクエイヴォがテイクオフに追悼メッセージを寄せた。
Instagramにてテイクオフへの追悼メッセージを投稿したクエイヴォ。彼は幼少期からの思い出を記載し、以下のように語っている。
「テイクへ、あなたはいつも俺と一緒にいたし、全てのことを一緒にやっていたからあなたがいなくて恋しいと言うのはとても難しい。俺らが子供頃から、あなたは俺のそばで俺を見上げていた。あなたの目は、俺が次にどのような動きをするかを待つように俺を見ていた。あなたは俺のすぐ後ろを追いかけていた。あなたはいつも俺と一緒に正しくやるために、俺が先に行動するのを見ていた。あなたは俺と競争することはなく、常に同じチームだった。あなたは俺と戦うことが嫌いだったな。俺は負けず嫌いだから、ハードにプレイしすぎて母さんに「ラフにプレイするのはやめなさい!」って言われてきた。
俺らの最初の夢はWWEでタッグチームのパートナーになることだったな。俺らはWWEのレスリングを好きになって、たくさんアクションフィギュアを持っていた。彼はプロレスラーを真似するのが上手くて、俺らはプロレスラーになると思っていた。テイクオフのことを知っている人なら知っていると思うけど、彼の真似をするスキルは素晴らしい。彼は誰でも真似をできる。
でも彼はとても静かで、一番静かなやつだけど全てのことに注目をし、気がつくような人だった。彼は何も気にしない人で、誰かを困らせることもなかった。彼は最も気にしない人だった。怒ったり、声を上げたり絶対にしなかった。もしすることがあったら、テイクオフの言うことが絶対だし、彼は自分の考えを曲げない。叔父でも彼の考えを変えることはできないから、30分ぐらいクールダウンさせる必要があった。
そして彼は最も面白いやつだった。エンジンがかかると、誰も彼を止めることができない。
彼は何をするにしても、時間をかけた。それを“テイクオフタイム”って呼んでいた。ライブに遅刻しそうになったときも、“神が時間通りに連れていってくれる”と言うんだ。神が時間通りに連れていってくれたライブもあれば、間に合わなかったものもあった。テイクオフは神を信じていた。
彼はずっと音楽へのパッションを持っていた。俺は何をしたいかわからなかったけど、ラッパーになるのは彼の夢だった。俺は他のこともたくさんトライしてみたし、スポーツも全部トライしてみた。俺が試合が終わって帰宅すると、彼はゲームをしながら俺の顔を見て、試合に負けたことを理解した。俺がいつも負けていたから、彼はスポーツに興味を持たなかった。だから彼がラッパーになるとわかっていた。彼は子供の頃からHot Boyzのアルバム全曲のリリックを覚えていて、放送禁止用語も言いまくっていた。彼がラップをしているのを母さんが聞いて、俺らがBig Tymersの“Get Ya Roll On”をラップして、タレントショーで優勝するまでCDを没収されたな」
テイクオフとの思い出を語ったクエイヴォ。一緒に育った2人は、何をするにしても一緒に行動をしたようで、クエイヴォはテイクオフのおかげでラップを始めることになったと明かしている。また、彼はテイクオフから受けた影響について以下のようにコメントしている。
「自分の甥や姪の面倒を見るのが俺の責任だ。どんな行動を起こす前にも“テイクオフだったらどうするだろう?”と考える。常にそうだったし、それは変わらない。俺らは一生一緒にいるし、また会うだろう。心から愛している。俺からあなたを離れることはないけど、神は俺の助けを必要としていないようだ。だから神に、あなたとまた一緒にいれるようになるために、俺は何をすればいいのか聞いてくれないか。痛みも、悪魔も、嫉妬も、欲望もない場所で。テイクオフと一緒にいたいから、パラダイスにいくためのツールをもらうために、しないといけないことを知りたい」
クエイヴォのテイクオフに向けた追悼メッセージの全文は以下から見ることができる。