ヒダカトオルのプロデュース塾!! 第3回
TEAM SHACHIの新たな船出──どんな未来にワクワクしてる?
2022.11.13 12:00
2022.11.13 12:00
ミュージシャン兼プロデューサーを名乗る、ヒダカトオルです!
音楽を奏でて収益が発生していれば、金額の大小に関わらずミュージシャンですし、音楽に限らず何かをプロデュースしてそれがお金になっていれば、それは「プロデューサー」なのです……では一体プロデュースとは何なのか?それを読者の皆さんにも分かりやすく可視化する連載がこのプロデュース塾。
今回のゲストは2012年に前身グループ「チームしゃちほこ」でデビュー、2018年の改名を経て、今年10周年を機にプライベートレーベル「ワクワクレコーズ」を設立し、その名の通りワクワクするような活動に邁進するTEAM SHACHI。同レーベルから11月23日にリリースされる初EPからの先行配信シングル『舞頂破(ブチョパ)』『光』の話はもちろん、知らず知らずプロデュースもこなすようになった彼女たちと共にプロデュースの本質に迫っていきます。ご一読あれ!(ヒダカトオル/THE STARBEMS)
ヒダカ 僕とTEAM SHACHIとは一緒にツアーも回ったことがあるくらい、ただならぬ関係ですよね?
大黒柚姫(以下、柚姫) 深い深い関係ですよ!
坂本遥奈(以下、遥奈) ただならぬ関係です!
ヒダカ もともとは3~4年前にフェスで共演したのがきっかけですよね。
遥奈 ちょうど改名してすぐの時ですよね。
秋本帆華(以下、帆華) うんうん。
遥奈 ヒダカさんが、私たちのサウンドチェックの時に歌ってくれて。ファンのみなさんの中で、「ヒダカさんの歌が聴ける!」ってめっちゃ盛り上がっていたんですよ。
ヒダカ でも、キーが高くて合わなくてしんどくて(笑)。自覚はあります?
遥奈 あります!
帆華 私たちの楽曲はキーが高いんだなって最近知りました。
ヒダカ 通常のアイドルというか、女性シンガーよりも高いですよ。
柚姫 最初のレコーディングの時に喉を壊すくらい大変で。
咲良菜緒(以下、菜緒) 「裏声は使わないで」って言われてたもんね。
ヒダカ 誰に言われたんですか?
柚姫 スタッフさんに「地声でいってみようか」って言われたら、いけちゃって。
ヒダカ 活動初期は中学生ぐらいでしたもんね。ちなみに僕がプロデュースした「Rock Away」はどうでした?
柚姫 最高!
菜緒 楽しかったね!
ヒダカ バンドのレコーディングの時、誰か観に来てませんでした?
菜緒 私いました! 楽器のレコーディングってあまり行かないんですよ。行かないというか、活動を始めた時は、楽器もレコーディングしているって知らなかったので。
ヒダカ もしかしたら打ち込んでいるのかなとか?
菜緒 打ち込みとかも知らなくて……自分たちの声だけをレコーディングするものだと思っていたので新鮮でした。自分たちが歌っている音楽は、それぞれレコーディングされてできているんだなと実感しました。
ヒダカ その割には、僕への感謝が全然見られないですね(笑)。
一同 (笑)
柚姫 めちゃめちゃ感謝してます!
遥奈 「Rock Away」はライブで盛り上がる曲で、コールアンドレスポンスの部分とか、こういう曲がほしかった! という曲を作ってくださって。
菜緒 フェスでめっちゃほしい曲でしたね。
ヒダカ 他に「Rock Away」で何か印象に残っていることあります?
柚姫 スタッフさんからレコーディングの前にZoomで英語講座をしてもらいました(笑)。一人ずつ「Rock Away」って発音していって。
遥奈 レコーディングもめっちゃ録り直したよね。
ヒダカ それも、英語の発音をちゃんとしようというプロデュースの一環ですよね。そういう意味で、僕はそんなにダメ出ししていない記憶。
遥奈 やさしく見守ってくれました。
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