2022.10.26 18:00
©︎2022 山本中学・少年画報社/「左様なら今晩は」製作委員会
2022.10.26 18:00
11月11日(金)より全国公開される映画『左様なら今晩は』より、奇妙な共同生活の一部を垣間見れる本編シーン映像が公開された。
2019年に漫画家・山本中学がヤングキング17号(少年画報社)で連載を開始した同名漫画を映画化した本作。ごく普通のサラリーマン半澤陽平と、陽平の部屋に突如姿を現した幽霊・愛助(アイスケ)との奇妙な共同生活を描き、歪な二人のハートフルでちょっぴり切ないラブストーリーが話題を呼び2020年には単行本も発行された。
幽霊の愛助を演じるのは、本作が映画初出演&主演となる乃木坂46の久保史緒里。また、陽平を演じるのは若手俳優・萩原利久。監督・脚本には、高校在学中に執筆した『正しいバスの見分けかた』で第14回「伊参スタジオ映画祭 シナリオ大賞」短編の部のグランプリを映画祭史上最年少の18歳で受賞した新進気鋭の若手監督・高橋名月が抜擢された。
久保史緒里演じる愛助は原作とは違うオリジナルのキャラクター設定で、“生きている間に恋愛を経験しなかったウブでピュアな幽霊”。ある日、同棲していた恋⼈・玲奈(永瀬莉子)に振られた平凡なサラリーマン・陽平の部屋に愛助が突如姿を現してから、二人の奇妙な共同生活がスタートする。
この度公開となった本編シーン映像では、慣れない幽霊との生活に戸惑う陽平と愛助の可笑しな会話や、一緒に晩酌をするひとときなどが映し出されている。愛助を除霊しようと、買ってきた線香に火をつけて部屋の中で振り回す陽平。そこに現れ「はぁ。えぇ匂い。癒されますね」と和んでしまう愛助。呆れる陽平は線香をマグカップに立てかけ「火事になりそうだったら消してよ」と愛助を都合のいい同居人のように扱う。そんな二人の会話がどこか可笑しくて微笑ましいシーンとなっている。
最後のシーンでは、真剣な表情で寝ている陽平の喉仏を見つめる愛助の姿が。男の人の喉仏に触れてみたかったという愛助は実際に触ると「結構骨っぽいんじゃねぇ〜!」と嬉しそうにはしゃぎ、そんな愛助を陽平は意味深な表情で見つめる。恋愛経験がないまま死んでしまった愛助にとって、男性との共同生活は驚きと発見の連続であるようで、その後の二人のいじらしい会話と愛助のふてくされる姿が可愛いシーンとなっている。
なお、本作のロケ地は広島県・尾道市で、愛助は尾道の方言(=備後弁)を話すキャラクター設定ということから、久保は全編を通して備後弁で演じている。