2022.10.20 12:00
©2022「月の満ち欠け」製作委員会
2022.10.20 12:00
12月2日(金)全国公開予定の映画『月の満ち欠け』から場面写真が公開された。
2017年に第157回直木賞を受賞し、累計発行部数56万部を超える佐藤正午によるベストセラー小説『月の満ち欠け』(岩波書店刊)。本作はその実写映画化作品。現代を生きる、愛する妻子を亡くした男性・小山内と、27年前にある女性と許されざる恋をした男性・三角。無関係だった彼らの人生が、”瑠璃”という名の女性の存在で交錯する。これは、「愛する人にもう一度めぐり逢いたい」という想いが起こした”奇跡”が紡ぐ、数奇で壮大なラブストーリーとなる。
主人公・小山内堅には大泉洋。小山内の娘と同じ名前を持つ謎の女性、正木瑠璃には有村架純。正木瑠璃と許されざる恋に落ちる大学生・三角哲彦には、単独での映画出演は初となる、Snow Manの目黒蓮。小山内の妻・小山内梢には柴咲コウ。そして、正木瑠璃の夫・正木⻯之介には田中圭、小山内にある事実を伝える、娘の親友・緑坂ゆいには伊藤沙莉と、豪華キャストが集結。
監督は、 『余命1ヶ月の花嫁』(2009年)、『ストロボ・エッジ』(2015年)他、リアルな人間描写と圧倒的な映像美に定評のある廣木隆一。脚本には『映画 ビリギャル』(2015年)、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年)他、コメディから感動作まで幅広いジャンルを手がける実力派、橋本裕志。
この度公開された場面写真は、東京の大学に通い一人暮らしをする三角が、偶然再会した瑠璃を自宅に招き入れるシーン。三角が書いたノートを読み微笑む瑠璃の姿などが捉えられており、二人の打ち解けた雰囲気を感じ取ることができる。また一際目を引くのは、おしゃれな印象を受ける三角の部屋だ。レコードショップでアルバイトをしている三角だが、あわせて公開された部屋の写真からは、音楽だけでなくカメラも嗜んでいることが分かり、部屋にはフィルムカメラやアート関連の書籍、8mmフィルムの映写機までもが並ぶ、三角の人柄がよく表れた空間となっている。アンティークな家具や家電製品を見ての通り、このシーンは現代ではなく1980年を描いているが、時代設定に説得力を持たせるだけでなく、三角のパーソナリティも表現する美術・装飾にも注目だ。